こんにちは。JBS で Jamf 製品や Microsoft 365 の導入を担当している鷲津です。
この度、JBS が Jamf の正規一次代理店となりました!
今回は、Jamf の主力製品である Jamf Pro について紹介したいと思います。
Jamf とは
Jamf は Apple 製品を中心にした MDM(デバイス管理)や、EDR(脅威保護)製品を提供するグローバル企業です。
主な製品として、以下3種類の製品が提供されています。
- Jamf Pro
- Apple 製品を対象にした MDM 製品
- Jamf Connect
- 業務リソースへの安全なアクセス & クラウドID と Mac ローカルID の同期製品
- Jamf Protect
- Apple 以外のOSでも利用可能な EDR 製品
- Apple 以外のOSでも利用可能な EDR 製品
今回は、MDM 製品である Jamf Pro について紹介させていただきます。
Jamf Pro 基本機能
Jamf Pro は Apple 製品専用の MDM 製品です。
Apple の提供する MDM フレームワークを利用して一般的な MDM 製品と同様の制御が可能な他、後述するJamf Agentによる柔軟な管理も出来ることが特徴です。
基本的な機能は以下の通りです。
インベントリ管理 | 100 項目以上のインベントリ情報を定期的に収集可能です |
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デバイス管理 | パスワードポリシー、Wi-fi プロファイルの配布等、企業に必要な設定を配信可能です |
アプリ配信 | App Store 上のアプリや、PKG、DMG 形式のアプリを配信可能です |
セキュリティ管理 | デバイスのロックやリモートワイプ等、リモートでの各種コマンドを実行可能です |
アプリカタログ | 専用のアプリを中継し、ユーザー自身でのアプリのインストールを実現します |
ゼロタッチ導入 | Apple Business Manager と連携することで、ゼロタッチキッティングを実現します |
気になる管理画面は以下の通りで、もちろん日本語対応済みです。
Jamf Pro 特徴
Jamf Pro には様々な特徴がありますが、今回はその中から特に注目すべき特徴を2点紹介いたします。
新OS同日サポート
Jamf Pro は2012年から2023年まで、Apple 製品の新OS同日サポートを継続しています。
OS をアップデートさせたいが、管理製品側がサポートされていないのでアップデートできないという経験はないでしょうか?
新OS同日サポートはどの企業においても非常にうれしいポイントですね。
なお、Jamf Pro では、macOS や iOS/iPadOS だけでなく、tvOS や最新の visionOS の管理にも対応しています。
詳細は以下 URL をご確認ください。
※2024/5 時点の Jamf Pro 最新バージョンでのシステム要件となります。
Jamf Agent による柔軟な管理
Jamf Pro は通常の MDM フレームワークとは別に、Jamf Agent と呼ばれる機能が利用できます。
Jamf Agent は macOS でのみ利用可能な機能ですが、本機能を利用することで、通常の MDM 製品では行えない柔軟な制御を行うことが可能です。
Jamf Agent で可能な制御は以下の通りです。
- インベントリの更新頻度変更
- PKG/DMG/スクリプト のインストール(実行タイミングや頻度も指定可能)
- FileVault の強制
特に、インベントリ更新頻度の変更機能は他 MDM 製品では提供されていないことがあり、非常に魅力的な機能の一つです。
※インベントリ更新頻度の変更は macOS 以外の iOS/iPadOS でも利用可能です。
おわりに
本記事では、Jamf Pro について紹介させていただきました。
これからも、Jamf Pro 限らず Jamf 製品の魅力や便利な使い方について発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。