アダプティブ カード デザイナーについてご紹介するシリーズ記事です。
4回目は、アダプティブ カード デザイナーを使って、実際にアダプティブ カードを作成してみます。
はじめに
過去のシリーズ記事については以下をご覧ください。
- アダプティブ カード デザイナーの使い方:その1 操作画面の説明 - JBS Tech Blog
- アダプティブ カード デザイナーの使い方:その2 操作ボタンの説明 - JBS Tech Blog
- アダプティブ カード デザイナーの使い方:その3 操作方法の説明 - JBS Tech Blog
また、本記事を執筆している2026年1月時点で、2つのアダプティブ カード デザイナーが存在しています。
本記事で記載するアダプティブ カード デザイナーのリンクは、以下からご確認ください。
作成するアダプティブ カードイメージ
以下のような、アンケート形式のアダプティブ カードを作成します。

「選んでください」を選択すると、以下のように表示されます。

作成準備
アダプティブ カード デザイナーを開きます。
開いた時点で、アダプティブ カードが新規作成出来る状態になっています。

パーツの配置
以下、3つのパーツを利用しました。
- TextBlock
- Input.ChoiceSet
- Action.Submit
記載した順番で、そのまま配置しています。

パーツの設定方法
アダプティブ カード デザイナー上で、画面から設定したいパーツを選択します。
※ CARD STRUCTURE部分から設定したいパーツを選択する事も出来ます
選択すると、ELEMENT PROPERTIESに選択したパーツのプロパティが表示されるので、ここから詳細設定を行っていきます。

それぞれの設定部分
ここから、それぞれのパーツでの設定値を記載します。
TextBlock
TextBlockは、アダプティブ カード内にテキストを表示させることが出来ます。
下記画像、赤枠部分の設定です。

今回は以下3つの設定を行いました。
- 表示テキストの変更
- 文字サイズの変更
- 色の変更
表示テキストの入力
表示テキストは「TextBlock」内の「Text」から変更出来ます。
今回は「懇親会アンケート」と入力します。

文字サイズ、色の変更
文字サイズと色は「Style」から変更出来ます。また、文字サイズは「Size」、色は「Color」で設定出来ます。
今回は文字サイズを「ExtraLarge」、色を「Good」に設定します。

Input.ChoiceSet
Input.ChoiceSetは、アダプティブ カード内で選択肢を表示させることが出来ます。
下記画像、赤枠部分の設定です。


今回は以下3つの設定を行いました。
- 表示テキストの変更
- IDの設定
- 選択肢と選択肢数の追加
表示テキストの変更、IDの設定
表示テキストは「Input.ChoiceSet」内の「Label」と「Placeholder」から設定出来ます。「Label」は選択肢外のテキスト、「Placeholder」は選択肢にデフォルトで表示されるテキストです。
IDは「Id」から設定出来ます。IDを明示的に設定しないと、回答結果を格納することが出来ないため、IDを設定する必要があります。
参考:Power Automate:「アダプティブ カードを投稿して応答を待機する」で応答情報が取得できない場合の対応策 - JBS Tech Blog
今回は「Label」に「次回の懇親会では、どのようなメニューを食べたいですか?」、「Placeholder」に「選んでください」、「Id」に「choice」と設定します。

選択肢と選択肢数の追加
選択肢と選択肢数の追加させるのは、「Choices」から設定出来ます。
まず、「Name」部分には、表示させる選択肢を記載します。
続いて、「Value」部分に選択した回答と紐づける任意の値を記載します。ここで設定した内容が実際にデータとして送信されるため、それぞれの回答に対して一意の値で設定します。
なお、デフォルトで選択肢の数は2つですが「Add a new choice」を選択すると、選択肢の数を増やすことが出来ます。
今回は「Add a new choice」を選択して、選択肢の数を4つにします。また、「Name」と「Value」は同じ値で設定します。*1

Action.Submit
Action.Submitは、ユーザーが選択した回答を送信することが出来ます。
このパーツを使うことでデータを送信できるため、今回のようにアンケート形式でアダプティブ カードを作成する際は、Action.Submitを使うようにしてください。
下記画像、赤枠部分の設定です。

今回は、表示テキストのみ「回答を送信」に変更します。
表示テキストは「Action.Submit」内の「Title」から設定出来ます。

作成したアダプティブ カードのJSON確認、コピー
以上で、アダプティブ カードの作成は終了しました。最後に、作成したアダプティブ カードのJSONを確認します。
「CARD PAYLOAD EDITOR」に作成したアダプティブ カードのJSONが表示されています。
選択してJSONをコピーすることも出来ますし、画面上部の「Copy card payload」ボタンを選択してコピーすることも出来ます。
コピーしたJSONを用いて、ご自身が利用したいところでアダプティブ カードを使ってみてください。

参考までに、今回作成したアダプティブ カードのJSONは以下です。
{
"type": "AdaptiveCard",
"$schema": "https://adaptivecards.io/schemas/adaptive-card.json",
"version": "1.5",
"body": [
{
"type": "TextBlock",
"wrap": true,
"text": "懇親会アンケート",
"size": "ExtraLarge",
"color": "Good"
},
{
"type": "Input.ChoiceSet",
"label": "次回の懇親会では、どのようなメニューを食べたいですか?",
"choices": [
{
"title": "和食",
"value": "和食"
},
{
"title": "洋食",
"value": "洋食"
},
{
"title": "中華",
"value": "中華"
},
{
"title": "何でも良い",
"value": "何でも良い"
},
{}
],
"placeholder": "選んでください",
"id": "choice"
}
],
"actions": [
{
"type": "Action.Submit",
"title": "回答を送信"
}
]
}
終わりに
アダプティブ カード デザイナーの使い方シリーズの4回目として、実際にアダプティブ カード デザイナーでアダプティブ カードを作成する方法をご紹介しました。
ご自身でアダプティブカードを作成する際の参考になれば幸いです。
*1:画像では「Name」と「Value」の入力箇所を分かりやすくするため、選択肢を5つにしています。