先日、MigrationWizのテナントの作成方法についてご紹介しました。(MigrationWizのテナント作成手順 - JBS Tech Blog)
今回は、MigrationWizを使用してGmailからExchange Onlineへメールデータ移行をする際の制約の一部についてご紹介します。
差分移行の制約
一度移行されたアイテムは差分移行の対象外となります。 移行した後に、移行元で移行済みのメールのフォルダを移動したり、メッセージを既読にしても、更新内容は移行先には反映されません。
メールサイズ・メールボックスサイズが超過した際の挙動
メールサイズが受信制限を超過した場合
メール1通あたりのサイズが受信制限を超過するものはエラーとなり移行されず、それ以外は移行される挙動となります。
メールボックスサイズが超過した場合
移行先メールボックスに収まる容量までは移行されますが、それ以上のメールはエラーが発生して移行ができません。
連絡先移行の制限
- Gmail側の連絡先情報のそれぞれの項目に対してOutlook側の連絡先にて対応する項目へ移行されます。
- 連絡先情報として移行される対象としてはそれぞれの項目で1つまでとなり、あふれた分はメモとして移行されます。
おわりに
MigrationWizを使用してGmailからExchange Onlineへメールデータ移行をする際の制約の一部をご紹介しました。参考になれば幸いです。
移行の制約はたくさんあるので、実際に移行する際にはよく確認をすることをお勧めいたします。