Cisco Live 2025 Melbourne 現地レポート Day3

クラウドテクノロジーサービス事業本部所属の廣瀬です。

2025年11月10日から11月13日にオーストラリアメルボルンで行われているCisco Liveの現地レポートを発信します。

本記事では、3日目の様子をお届けします。

Day1とDay2について

Day1およびDay2の様子についてもレポートしておりますので、下記リンクからご確認ください。

Day1の様子

Day2の様子

Day3の流れ

Day3は以下の流れでした。

※現地時間での記載となります。

  • 10:30- APJC Mid-Market/Small and Medium Business(以下、MM/SMB) WoSブースツアー
  • 14:30- Cisco Catalyst SD-WAN Fundamentals (記事内では省略)
  • 16:00- Imposters in the Network: Exploiting Identity for Access
  • 19:00- Cisco Live Celebration Event

ブースツアーについて

1日目のブースツアーの詳細版となりますので、追加情報のみ記載いたします。

1日目の内容については上記リンクよりご覧ください。

産業製品(IoT)の紹介

まず、Ciscoの注力事業の1つとして産業分野に導入する専門の無線・スイッチの紹介がありました。

以下のような特徴、メリットを説明していました。

  • 工場などの過酷な環境に導入される商品である(ファンレス製品)
  • AIの普及により現場のデータをその場で利活用する需要が増えている
  • 防塵、防水の商品は狭い現場でもむき出しで利用可能で省スペース省コスト
  • 他の工業製品との互換性、規格の統一(同じようにラッキング可能)

産業用製品の実際の構成展示 | Cisco Live 2025 Melbourne

AI-Ready Data Centers

次にAI向けデータセンター用の高性能スイッチの紹介のほか、Keynoteでも紹介があったエッジ向け小型サーバ(Cisco Unified Edge)の実物展示がありました。

画像から分かるように小型のモジュール型機器で、サーバやネットワーク機器等を最大5個までカスタマイズして挿入できるため非常に省スペースです。

もちろんリモート管理も可能で、病院などのスペースが無く、常にエンジニアがいない環境においても運用やトラブル対応が容易とのことでした。

上から2段目にルータ、3台目にはサーバが組み込まれている | Cisco Live 2025 Melbourne

コラボレーション分野

Day1でも紹介のあったコラボレーションツールですが、実はカメラやマイクなどすべてPoEで接続されていたそうです。

それによって電力供給と同時にネットワークへ接続できるため、会議スペースの可視化や他のCisco製品と組み合わせた遠隔管理も可能になります。

現在の電源規格では空調などの機器は動かせないため、今は新たな規格の研究開発を行っているとのことでした。

PoEを活用した新たなスマートビルディングのデモ | Cisco Live 2025 Melbourne

セキュリティ分野

Keynoteでも紹介があった、Cisco Hybrid Mesh Firewall・Cisco Security Cloud Controlのデモがありました。

Hybrid Mesh Firewallについては、将来的にはCisco製品だけでなく、Palo Altoなど他社製Firewall製品についても1つのポリシーで管理可能になる予定とのことでした。

これまで多彩な商品を展開してきたので、これからはそれらの統合管理に関する製品やサービスに注力していくというCiscoの姿勢を感じました。

セキュリティーブースでのデモ風景| Cisco Live 2025 Melbourne

参加セッション

Day3に参加したセッションとDay2に廣瀬のみ参加したセッションの一部をご紹介いたします。

AgenticAIとNon-Human Identityについて

このセッションにはCisco内部情報や未発表情報が含まれるため、こちらでの紹介は限定的となります。

内容は主にAIエージェントに対するID認証についての解説でした。

エージェントAIは広範なアクセス権を持つため情報収集に適していますが、その一方で不要な情報にもアクセスできてしまうため情報漏洩リスクも高まります。

上記の現状に対して、Ciscoがどのようなソリューションを開発しているか、そのソリューションは他社とどのような差別化が行われているかを、本社のDuo開発トップからご説明いただきました。

Imposters in the Network: Exploiting Identity for Access

このセッションでは、ネットワークインフラやサーバーのセキュリティ強化を目的に、多要素認証(MFA)の導入方法が解説されました。

Cisco DuoとCisco ISE(Identity Services Engine)を活用し、認証プロセスを強化することで、パスワード漏洩などのリスクを低減できます。加えて、ユーザー登録や監視の重要性にも触れ、インフラ全体の安全性向上を目指す内容でした。

Day3のまとめ

主なセッションは本日までとなり、Cisco Liveの一区切りとなる日でした。

詳細な日本語ブースツアーに参加したことで、具体的に各製品の特長やメリットをより深く理解できた一日でした。

夜はCelebration Eventが開催されましたので、そちらの様子を最後にお見せします。

ライブ演奏もありクラブのような雰囲気| Cisco Live 2025 Melbourne

会場内には巨大な滑り台が!| Cisco Live 2025 Melbourne
執筆担当者プロフィール
廣瀬 大和

廣瀬 大和(日本ビジネスシステムズ株式会社)

クラウドテクノロジー事業本部所属のネットワークエンジニアです。主にCatalyst SD-WAN、Cisco Catalyst Centerを取り扱っています。 趣味は野球観戦と旅行、最近はゴルフ練習中です。

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