キーボード操作のショートカットキーは様々な種類があり、使うと作業効率を大幅にアップしてくれるものがあります。
今回は、Excelで利用できるとても便利なショートカットキーの「フラッシュフィル機能」についてご紹介します。
フラッシュフィル機能とは
Excelのショートカットキーとして利用できるフラッシュフィル機能とは、最初の列に記載した文字列から法則性を見出し、同じようにその下に記載した文字列を分割・結合をしてくれる機能です。
ショートカットキーは「Ctrl+E」を押すだけです。
文字列を分割する
文字列を分割するときには、データの区切り位置から空白やカンマを元にして区切るように指定して操作する方が多いのではないでしょうか。分割もフラッシュフィル機能を使うと簡単に処理できます。
任意の表を用意し、最初の行に最終的に分割したい形で記載します。
※下記表のデータは生成AIでランダムに生成しました
まず姓名を分割してみます。B2にカーソルをあわせた状態で、「Ctrl+E」を押します。
すると、他の行も同じように分割されました!
続いて、同じように名前も分割してみます。今度はC2にカーソルを合わせた状態で「Ctrl+E」を押します。
すると、同じように名前も分割されました!
これは、文字列の間に空白スペースやカンマなどがなくても、同じように分割することができます。
文字列を結合する
文字列を結合するときには、&やCONCAT関数といった数式を用いて結合する場合が多いのではないでしょうか。分割だけでなく結合も、フラッシュフィル機能を使うと簡単に処理できます。
任意の表を用意し、最初の行に最終的に結合したい形で記載します。今回は例として氏名+ドメインリストを結合してメールアドレスを作成してみます。
今回はC列に結合した結果を記載するため、C2にカーソルを合わせて「Ctrl+E」を押します。
すると、C2に記載していた文字列と同じように、それぞれ結合した結果を記載することができました。
おわりに
分割も結合も、最初に例で記載した内容から自動的に法則性を見つけて処理する機能のため、法則に沿った結果一部異なる区切り位置などで処理されてしまう可能性もありますが、手動で処理するよりも遥かに素早くデータ処理できますのでぜひご活用ください。
今回は、Excelで作業効率をアップできるフラッシュフィル機能についてご紹介しました。
分割も結合も、最初に例で記載した内容から自動的に法則性を見つけて処理する機能のため、法則に沿った結果一部異なる区切り位置などで処理されてしまう可能性もありますが、手動で処理するよりも遥かに素早くデータ処理できます。
これ以外にも、何気なく実施している作業も実は隠されたショートカットキーで瞬時に対応できる場合もありますので、ぜひ調べてみてください。
今回の記事がどなたかのお役に立てば幸いです。
曽我 美帆(日本ビジネスシステムズ株式会社)
プロセストランスフォーメーション部所属。最近はSharePointやPower Automateを扱うことが多いですが、デザイン系も興味があります。趣味はサウナ、ゆるいキャラもの収集、好きな芸人はかまいたちさんです。
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