Microsoft Teams(以下Teams)を利用している時に「忙しくてすぐに返信できないけれど、メッセージの内容だけは確認したい」というときはありませんか?
通常、メッセージの内容を確認するとそのメッセージは既読になり送信者にも伝わりますが、実は未読にしたままメッセージを確認する方法があります。
今回は、Teamsで未読状態を維持したままメッセージを確認する設定についてご紹介します。
メッセージの未読・既読
未読状態を維持の話の前に、Teamsで送られたメッセージが、未読・既読によってどのように表示が変わるのかを確認します。
送られたメッセージの内容をまだ確認してない場合、送信者のTeams上では、対象メッセージの右下にチェックマークが表示された状態になっています。

メッセージを確認して既読状態になると、送信者のTeams上では、対象のメッセージの右下にあったチェックマークは目のマークに変わり、既読であることが伝わります。

なお、グループチャットの場合は、メンバー全員がメッセージを確認する事で目のマークに変わります。

送信者は、対象のメッセージにカーソルを合わせて「…」をクリックすることで、グループ内の何名が内容を確認したかを見ることが出来ます。
※ 「>」をクリックする事で、具体的に誰が確認したかを知ることもできます。

未読状態のままメッセージを確認する方法
では、メッセージの内容を確認しても、送信者に伝わらないようにする方法をご紹介します。
- Teamsの右上にある「…」→「設定」の順にクリックします。

- 設定項目の中で「プライバシー」を選択し、「開封確認」の項目を無効にすることで、メッセージを確認しても送信者に既読かどうかが伝わらなくなります*1

ただし、この設定を無効にした場合は、自分が送信したメッセージの既読状態もわからなくなってしまうため、注意が必要です。*2
おわりに
Teamsを利用している際、送ったメッセージが既読にはならないが返信はしてくれる人がいて、Teamsの不具合かと思って調べたところ、この機能を見つけました。
このように、今回の機能を設定した際は相手に開封確認の設定を無効化していることが分かってしまう可能性もあるため、どうしても既読にしたくないときなどに一時的に設定する、といった使い方がよいかもしれません。
曽我 美帆(日本ビジネスシステムズ株式会社)
プロセストランスフォーメーション部所属。最近はSharePointやPower Automateを扱うことが多いですが、デザイン系も興味があります。趣味はサウナ、ゆるいキャラもの収集、好きな芸人はかまいたちさんです。
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