【Microsoft×生成AI連載】を担当している満江です!今回私からは「Microsoft Copilot」(以下、Copilot)のファイル分析に関する最新機能や今後の予定を紹介します。
これまでの連載
これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記事をご参照ください。
前回紹介した記事について
前回私が公開した記事では、Microsoft 365 ロードマップにおけるCopilot製品に関する最新情報や今後の予定のご紹介をしました。
当該記事の文末にて、紹介にあたりCopilot の分析機能を利用した旨を記載しました。今回は、Copilot におけるファイル分析の流れをご紹介します。
利用したプロンプト
今回は、下記のプロンプトを利用して分析を行っていきます。{}の中は、該当の製品名に変換することでCopilot以外の製品に関するロードマップを分析することが可能です。
【プロンプト】 あなたは、世界有数のエンジニアです。この度あなたは{Microsoft Copilot}のロードマップを紹介することになりました。 添付したファイルの内容について、それぞれの項目を以下の前提、制約事項を考慮したうえで紹介してください。 ステップバイステップで考え、深呼吸してから落ち着いて回答してください。 #ステップ 1.{Microsoft Copilot}の機能との比較を各項目に含めること 2.当該の機能がリリースされることによるメリットを含めること 3.注意事項がある場合は、それについても触れること #前提 -ロードマップの紹介を閲覧する者は{Microsoft Copilot}に関する専門知識に乏しく、閲覧する者が理解できるレベルで紹介を作成する必要があります。 -各項目の対象サービスについて、インターネット上でリリースされる前後の比較を紹介内容に含めること #制約事項 -専門用語が分からない人でも理解できるように、かみ砕いて詳しく解説すること。 -期待される効果や、実施しないことによるデメリットを含め、{Microsoft Copilot}の品質価値を高めること。 -言語は日本語であること。 -この指示に不明点がある場合、もしくは精度を上げるために必要な情報があればは追加で情報を要求すること #テンプレート -タイトル(日本語に翻訳すること) -説明 -対象のサービス -具体的なシナリオを分かりやすく -インターネットで検索した、ロールアウト前まででこのサービスでできたこと -ロールアウト開始時期 -最後に情報が更新された日時 -リリースフェーズ
こちらのコードをCopilotで実行していきます。
Copilotにおけるファイル分析
事前に分析対象ファイルのダウンロードを行っておきます。今回はMicrosoft 365ロードマップのWebサイト上で、Copilot製品に絞ってファイルをダウンロードしました。
今回分析対象としたファイルの形式はcsvファイルです。
※ このままでも各項目を翻訳すれば内容を把握することはできますが、情報の取捨選択が必要です。
分析対象のファイルが用意できたらCopilotを開きます。Copilotの画面にて「ファイルの追加」ボタンをクリックします。
すると、エクスプローラー画面が自動的に表示されます。エクスプローラー画面から、分析対象のファイルを選択し、「開く」をクリックします。
Copilot画面にも、直前で選択したファイルが表示されます。
紹介したプロンプトをコピー&ペーストし、「送信」ボタンをクリックします。
ファイル分析した結果がCopilotの画面に表示されます。
たったこれだけの手順で、簡単にファイルの分析を行うことが可能です。
注意
分析対象ファイル内の項目が多い場合、すべての項目を分析できないことがあります。
その際は、ファイルを分割して、同様の手順を繰り返して分析を行ってください。
まとめ
Copilotではもちろんcsvファイル以外のファイルも分析できますが、今回はcsvファイルの分析に絞ってご紹介しました。
今回の例はMicrosoft 365ロードマップの分析ですが、csvファイルであれば今回のプロンプトが利用できるケースも多いと思うので、ぜひご活用ください。