Jamf Nation Live Tokyo 2024 に参加しました！

こんにちは。JBS で Jamf 製品や Microsoft 365 の導入を担当している鷲津です。

2024/8/6（火）に開催された、「Jamf Nation Live Tokyo 2024」というイベントに参加しました。Jamf の最新製品や、機能、活用方法について学べる貴重な機会ということで、参加させていただきました。

今回は、イベント内で発表された最新製品や、気になる Jamf の最新情報について紹介いたします。

Jamf の最新情報を届けるリアルイベントです。

日本では昨年 2023年に初めて開催されたイベントであり、今年は赤坂インターシティにて開催されました。

今年のダイジェスト動画がアップロードされていますので、気になる方はご覧ください。

Jamf Pro の 11.7.0 がリリースされました！

11.7.0 から、今まで管理ができていた macOS, iOS, iPadOS, tvOS に加え、visionOS, watchOS についても管理できるようになりました。

これにより、Jamf Pro が全ての Apple デバイスを管理可能な唯一の MDM ソリューションとなりました。

本記事では、その他注目機能について簡単にご紹介いたします。

macOS 向けの機能となります。

Jamf Pro から macOS に対して、リモート接続が行えます。ユーザー様からの問い合わせに対して、遠隔で端末を操作したいケースは多いかと思いますので、嬉しい機能ですね。

iOS, iPadOS 向けの機能となります。

専用のアプリを起動することで、モバイルデバイスの初期化から再登録までを自動で行います。本機能を利用することで、初期セットアップ時の Wi-fi 設定等が不要となり、初期セットアップにかかる時間を大幅に短縮できます。

この機能は教育機関等、大量にデバイスを初期化/登録されるお客様にて利用されるケースが多いです。

Jamf 社の新製品として、Jamf Mobile Security という製品が発表されました！

本製品は、モバイルデバイスに特化したモバイル脅威保護（MTD）製品です。

今まで、Jamf Protect / Connect に内包されていた機能から、モバイル向けの脅威対策機能のみを抽出したイメージです。

主に利用可能な機能は以下の通りでして、モバイルデバイスに潜む脅威を検知します。

昨今、モバイルデバイスを狙った攻撃も増加傾向にあります。このタイミングで導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

また、Jamf 社では現在 iOS を対象とした無料の脆弱性診断を行っております。*1

ご興味のある方は、JBSにお声がけください。

Jamf Executive Threat Protection（以降、JETP）とは、デジタルフォレンジック＆インシデントレスポンス（DFIR）と呼ばれる製品です。

本製品は、新製品というわけではありませんが、先ほど説明した Jamf Mobile Security と並び、モバイルデバイス向けのセキュリティ対策として注目度が高い製品です。*2

JETP は、モバイルデバイスに特化した「デジタルフォレンジック」ツール（より専門性が高い製品）という位置づけで販売されております。こちらを利用することで、普段利用されているデバイス上の、スパイウェア検知や、脅威の修復、レポーティングが可能です。

製品のすみ分けは以下の通りです。

通常、デジタルフォレンジックを行う場合は、専門の業者にデバイスを1～2週間程度預け、結果が分かるまでかなり長い時間がかかるケースが多いです。

本製品は、監視対象デバイスを JETP がインストールされた macOS に接続することでログを抽出し、脅威を検知/修復します。（2024年8月現在、iOS のみリモートでのログ収集が可能）

JETP を利用することで、今まで数日～数週間かかっていた調査を、数分程度に短縮させることが可能になります。

本記事では、Jamf Nation Live Tokyo 2024 で発表された、新製品や注目機能について紹介いたしました。イベント自体は1日でしたが、情報が多く非常に濃密な時間でした。

本ブログでは、今後も Jamf 製品や最新情報について発信していきます。よろしくお願いいたします。

*1:無料脆弱性診断サービスは、2024年6月中旬から開始しております。終了日は未定です。

*2:JETP は、2023年4月から販売されております。