Azure DevOpsに実装されているBoardsの主な機能を連載形式で紹介しています。
今回は、作成したタスクをガントチャートのように見ることができる機能「Delivery Plans」についてご紹介します。
Delivery Plans概要
DevOpsでのタスク管理は、全体のスケジュールに対しての進捗がわかりにくいという側面があります。
Delivery Plansを使うことによって、全体のスケジュールから見た現在のタスク状況を把握することができるようになります。
Azure DevOps内のBoardsメニューの中にDelivery Plansが存在します。
今回は、この機能を使ってWork Itemを可視化し、タスク一覧をガントチャート化する方法をご紹介します。
作成方法
Boardsメニュー内のDelivery Plansをクリックすると下記のように表示されます。赤枠の「New plan」にて新規作成できます。
必要情報を入力します。
- Name:プランの名前(入力必須)
- Backlog:表示させたいタスクの種類(入力必須)
- Project:表示させたいBacklogが所属する場所を選択
- Team:表示させたいBacklogが所属する場所を選択
入力が終わったらCreateをクリックします。
すると、このような形で表が出現します。
タスクをガントチャート化させることによって、これまでDevOps上だとわかりにくかった「どの時期にどのタスクを消化することを計画しているか」ということが可視化されるので、とても便利です。
画面右上のSettingsをクリックすると、詳細設定をすることもできます。
ここでは様々な設定ができますが、今回はよく使うマイルストーンの設定についてご紹介します。Settingsを押した後、Markers、Add markerの順でクリックします。
赤枠に情報を入力します。
- Date:マイルストーンとなる日付
- Label:その内容を入力
- Color:表示させる色を選ぶことが可能
入力が完了したらSaveをクリックします。
すると、以下のように表にマイルストーンが引かれるようになります。
今回ご紹介した内容はDelivery Plans機能のごく一部の説明になりますので、詳細はMicrosoftのHP等を参照し確認してみてください。
おわりに
DevOpsでタスク管理を行うと、どうしても全体のスケジュールがわかりにくいと感じる方が多いと思います。
Delivery Plansを活用することによってその弱点もカバーできるので、タスク管理に役立ててみてください。