Azure DevOpsに実装されているBoardsの主な機能を連載形式で紹介しています。
今回は、複数の条件のWork Itemを確認することができる機能「Queries」についてご紹介します。
Queries概要
Queries(クエリ)では、特定の条件に紐づいたWork Itemを一覧で表示させることができます。
簡単にいうと、Work Itemの検索機能です。Azure DevOps内のBoardsメニューの中にQueriesが存在します。
今回はここからクエリを作成し、特定のWork Itemを確認する方法をご紹介します。
作成方法
Boardsメニュー内のQueriesをクリックすると下記のように表示されます。赤枠の「New query」にて新規クエリを作成できます。
ここから様々な条件のWork Itemを検索するクエリを作成することができます。今回は下記の条件のWork Itemが一覧で表示されるクエリを作成してみようと思います。
- Work Itemタイプ:User Story
- ステータス:Closed
以下の手順で検索条件を2行作成します。
- Fieldにて検索条件の候補をプルダウンで表示
- Work Item Typeを選択
- Valueの内容が更新されるので、表示させたい内容を選択
- 今回の場合だとUser Story
- ステータスについても同様の流れで登録
検索条件を反映させた結果は以下の通りになります。
登録が完了したら、Run queryをクリックします。条件に合致したWork Itemが画面下に一覧で表示されます。
このように検索条件を入力すれば見つけたいWork Itemを検索することができます。さらにクエリは保存して次回以降使うことも可能です。
クエリを保存する際はSave queryをクリックします。
Folderにて、作成したクエリをローカル上で保存するか、チーム内で共有できるよう保存するかを選ぶことができます。
おわりに
様々なパターンのQueriesを作成しておくことによって、タスク管理がより便利になります。細かな条件を指定することも可能なので、活用することによってプロジェクト管理がより便利になるツールかと思います。
是非カスタムして使用してみてください。