Azure DevOps Boards機能紹介(3)複数の条件のWork Itemを確認する方法

Azure DevOpsに実装されているBoardsの主な機能を連載形式で紹介しています。

今回は、複数の条件のWork Itemを確認することができる機能「Queries」についてご紹介します。

Queries概要

Queries(クエリ)では、特定の条件に紐づいたWork Itemを一覧で表示させることができます。

簡単にいうと、Work Itemの検索機能です。Azure DevOps内のBoardsメニューの中にQueriesが存在します。

今回はここからクエリを作成し、特定のWork Itemを確認する方法をご紹介します。

作成方法

Boardsメニュー内のQueriesをクリックすると下記のように表示されます。赤枠の「New query」にて新規クエリを作成できます。

ここから様々な条件のWork Itemを検索するクエリを作成することができます。今回は下記の条件のWork Itemが一覧で表示されるクエリを作成してみようと思います。

  • Work Itemタイプ:User Story
  • ステータス:Closed

以下の手順で検索条件を2行作成します。

  1. Fieldにて検索条件の候補をプルダウンで表示
  2. Work Item Typeを選択
  3. Valueの内容が更新されるので、表示させたい内容を選択
    • 今回の場合だとUser Story
  4. ステータスについても同様の流れで登録

検索条件を反映させた結果は以下の通りになります。

登録が完了したら、Run queryをクリックします。条件に合致したWork Itemが画面下に一覧で表示されます。

このように検索条件を入力すれば見つけたいWork Itemを検索することができます。さらにクエリは保存して次回以降使うことも可能です。

クエリを保存する際はSave queryをクリックします。

Folderにて、作成したクエリをローカル上で保存するか、チーム内で共有できるよう保存するかを選ぶことができます。

おわりに

様々なパターンのQueriesを作成しておくことによって、タスク管理がより便利になります。細かな条件を指定することも可能なので、活用することによってプロジェクト管理がより便利になるツールかと思います。

是非カスタムして使用してみてください。

執筆担当者プロフィール
武田 麻里

武田 麻里(日本ビジネスシステムズ株式会社)

インフラ構築、運用業務を経験し、現在はAzureを扱う案件に従事しています。ウォーキングが趣味です。

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