ActiveSyncを組織単位で無効化する方法

ExchangeにおけるActiveSyncは、ユーザー単位で有効無効の設定をすることができますが、組織単位で一括で無効にすることも可能です。

今回は、ActiveSyncを組織単位で無効化する方法についてご紹介します。

構文

※事前にPowershellでExchange Onlineへ接続しておく

 Set-ActiveSyncOrganizationSettings -DefaultAccessLevel '<アクセス許可のパラメーター>'​ 

実行例

 Set-ActiveSyncOrganizationSettings -DefaultAccessLevel 'Block'​

アクセス許可のパラメーター​

  • Allow (既定値)  : アクセスを許可する​
  • Block              : アクセスをブロックする​
  • Quarantine       : 検疫: ブロックまたは許可の判断を後で行う​

注意点

ActiveSyncを組織単位で無効化した場合、ユーザー個別の設定値は見え方上「有効」になったままなので注意が必要です。

また、組織単位で無効にしている状態で、個別で有効にしたい場合、有効にしたいユーザーだけを有効にすることはできません。

ただし、使わせたいデバイスを許可することはできます。

さいごに

以上がActiveSyncを組織単位で無効化する方法になります。

お伝えした注意点を踏まえて設定してもらえればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆担当者プロフィール
岩瀬 美季

岩瀬 美季(日本ビジネスシステムズ株式会社)

ITエンジニア歴8年 主にMicrosoft 365関連に携わっています。

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