メールの転送とリダイレクトの違い

メールの転送とリダイレクトと聞くとどちらも似ているように思われるかと思いますが、この2つには違いがあります。今回はExchangeにおけるメールの特徴や違いについて本記事でご説明します。

ぜひそれぞれの違いを理解し、目的や要件にあった使い方を確認していただければと思います。

転送 

  • 差出人は転送者、宛先は転送先になる 
  • メール本文に元の差出人が記載されているが、表示名で表示されているため、メールアドレスがわからない
  • 転送先からの自動応答は転送者に送られる

リダイレクト

  • 差出人が送信したままの形で転送先に送られる
    • リダイレクト先は宛先には表示されない
  • 転送と異なり、差出人および全受信者のメールアドレスを確実に入手できるため返信が可能
  • リダイレクト先からの自動応答は、リダイレクト者ではなく、差出人に送られる
    • そのため、差出人は送っていない人から自動応答が返ることになる

判断ポイント

以上がそれぞれの違いになります。

判断ポイントとしては、以下があげられます。

  • 差出人をもともとの送信者と転送者のどちらにしたいか
  • 元の差出人に対して返信可能としたいか
  • 自動応答は元の送信者と転送者どちらに返したいか

さいごに

以上、それぞれの特徴と判断ポイントをあげました。

ぜひ目的、用途に応じて使い分けていただければと思います。

執筆担当者プロフィール
岩瀬 美季

岩瀬 美季(日本ビジネスシステムズ株式会社)

ITエンジニア歴8年 主にMicrosoft 365関連に携わっています。

担当記事一覧