Microsoft 365 Copilotの「アナリスト」(以下、アナリスト)は、2025年に新たに追加された業務特化型AIエージェントの一つで、特に高度なデータ分析を支援する役割を担っています。
ビジネスデータの分析に特化しており、専門的な分析スキルがなくても、自然言語で質問するだけで高度なデータ分析が可能になる画期的な機能です 。
本記事では、このアナリストの機能を解説したいと思います。
※ なお、本記事は、Microsoft 365 Copilot ライセンスを持つユーザーを前提としています*1
アナリストの主な特徴
主な機能は以下の通りです。
- 自然言語での質問応答
- 例:「売上が落ちた原因は?」「最も利益率が高い製品は?」などの質問に対し、ExcelやSharePointなどの業務データをもとにインサイトを提示してくれる。
- Microsoft 365アプリとの連携
- Excel、Teams、Power BIなどと連携し、複数のデータソースを横断的に解析できる。
- グラフ・チャートの自動生成
- 「地域別売上の棒グラフを表示して」などの指示で、視覚的にわかりやすいグラフを自動作成できる。
- トレンド検出と要因分析
- 時系列データからトレンドや異常値を検出し、変化の要因を分析できる。
- Pythonによる高度な分析
- 背後ではPythonコードを生成・実行して、より複雑な統計処理やモデリングも可能である 。
実際に触ってみた
では、実際にどのような操作ができるのか見ていきたいと思います。
M365 Copilot画面を開き、赤枠の「アナリスト」を選択します。

こちらがアナリストの画面となります。

分析を行いたいファイルをアップロードします。「+」を押下し、「コンテンツの追加」を選択します。

下の図のような画面が表示されるので、「↑」を選択し、分析したいデータをアップロードします。今回はテストデータとして、タイタニックの生存者データを使用します。
※タイタニックの生存者データは「Kaggle」より取得できます。*2

下の図のようにファイルのアップロードが完了したら、「このタイタニックの生存者のデータを使い分析を行いたい」と入力します。入力後に「→」を押下して実行します。

アナリストによるデータ分析が始まります。

分析が終わると、下の図のようにアナリストがデータの内容を報告してくれます。赤枠のように次の分析ステップが表示されるので、提示されたものから選択・入力し、実行します。

以下のように、アナリストがデータより分析をしてくれました。



このように、データを与えて分析したい内容を少し伝えただけで可視化、分析を簡単に行ってくれます。
また、更に分析を進めたい場合は、再度プロンプトを入力することで分析をすることが可能です。
まとめ
本記事では、アナリストにおける基本的な内容及び操作方法を紹介しました。
アナリスト使用することで、専門的な分析スキルがなくても、自然言語で質問するだけで高度なデータ分析を行うことができます。
注意点ですが、AIの分析結果は補助的なものであり、過信は禁物です。また、データの質や整備状況によって、結果の精度が左右されます。
分析に対する専門知識はないが、データの分析をして業務に生かしてみたいっと思っている方にとって、この記事が参考になれば幸いです。
*1:2025/10/31 前提条件を修正
廣川 太一(日本ビジネスシステムズ株式会社)
クラウドテクノロジーサービス事業本部Data&AIプラットフォーム部Dataソリューション1グループ所属 Microsoft Fabric、SnowflakeのデータをAIに連携し誰でもデータ探索ができるよう活動中。 新潟出身の優しい筋肉。
担当記事一覧