【Microsoft×生成AI連載】シリーズの記事です。
本記事では、Microsoft PowerPointのCopilotで新たに追加された機能から、いくつか抜粋して紹介します。
- これまでの連載
- Copilot in PowerPointの概要
- ファイルまたはプロンプトからPowerPointスライドを作成
- Designerが統合されたテンプレートやスライドの提案
- PDFを参照したプレゼンテーションの作成
- 利用シーンとメリット、注意点
- まとめ
- おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)
これまでの連載
これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。
Copilot in PowerPointの概要
PowerPointのCopilotは、ユーザーが入力したテキストやアップロードしたファイルをもとに、より効果的な資料作成を可能にするAIアシスタントです。
次のような機能で、プレゼンテーション作成の時間を大幅に短縮します。
- スライドの自動生成
- テンプレートの選択やレイアウトの提案
- 内容の要約・構成の支援
ファイルまたはプロンプトからPowerPointスライドを作成
PowerPoint の Copilot を使う事で、ファイルの内容をもとにスライドを素早く作成できます。
参照したいファイルを選べば、Copilot が下書きのスライドを自動で提案してくれるので、あとはそのスライドを確認して必要に応じて調整するだけです。
プレゼンテーションを生成する機能は従来から存在していましたが、アップデートを重ねてスライド単体での追加ボタンが表示されるようになりました。

実際に、以下のようなWordファイルを使って、スライドを生成してみようと思います。

スライドを追加するには、まずCopilotアイコンを押下します。

「スライドの追加」を選択します。

「ファイルを参照」を選択します。

対象のWordファイルを選択します。

送信ボタンを押下します。

Copilotによって生成されたスライドが追加されます。

Designerが統合されたテンプレートやスライドの提案
DesignerがCopilotに統合され、新しいテンプレートやスライドの提案がもっと便利になりました。
従来のDesignerとの違いをまとめてみました。
| 機能 | 従来のDesigner | 統合後のCopilot + Designer |
|---|---|---|
| 提案内容 | レイアウトや配色などの視覚的デザイン | レイアウト + AIによる構成・テンプレート提案 |
| 操作方法 | 自動表示(スライド作成時) | 「ホーム」タブ →「Design Suggestions」ボタンで起動 |
| 対象ユーザー | Microsoft 365ユーザー全員 | Microsoft 365 + Copilotライセンス保持者のみがCopilot提案を利用可能 |
| 提案の質 | 静的なテンプレート中心 | 文脈に応じた動的・パーソナライズされた提案 |
実際に、Copilotによって強化されたDesinerを使ってみようと思います。
テキストに対するレイアウトの提案
以下のような箇条書きテキストを対象に、この機能を試します。

Copilotユーザーの場合、Designerはデザインの候補としてホームタブに新しくアイコンが表示されますので、こちらを選択します。

右側に「デザインと提案」という項目が表示されます。デザインの候補が縦に並んでいるので、任意のデザインを選択します。

選択したデザインが適用されます。

画像やイラストに対するレイアウトの提案
次に、画像やイラストに対するレイアウトの提案を試します。
画面の中心に画像を4つ挿入してみます。

提案されたスライド候補から任意のデザインを選択することで、レイアウトを整えてくれました。

PDFを参照したプレゼンテーションの作成
PowerPoint アプリケーション内で Copilot を使ってプレゼンテーションを作成するときに、 PDF ファイルを参照できるようになりました。
プレゼンテーション作成時のファイル参照で、PDFファイルが選択できます。

選択するとプロンプト入力欄にファイルが追加されるので、送信ボタンを押下します。

ファイルを参照してプレゼンテーションが作成されます。

PDFを参照元の情報として利用できるようになった事で、製品カタログやマニュアル・手順書など、より幅広い資料を利用してプレゼンテーションを作成することができるようになりました。
利用シーンとメリット、注意点
利用シーン
- 社内資料や報告書のスライド化
- WordやPDFファイルをもとに、迅速にプレゼンテーション資料を作成可能。
- 製品紹介や営業資料の作成
- 画像や箇条書きテキストを活用し、視覚的に魅力的なスライドを短時間で生成。
- デザイン性の高いプレゼン資料の作成
- Copilot統合のDesigner機能により、文脈に応じたテンプレートやレイアウトを提案。
メリット
- 作業時間の大幅な短縮
- ファイルやテキストから自動でスライドを生成することで、資料作成にかかる時間を削減。
- 資料の品質向上
- AIによる構成提案やデザイン選定により、視覚的に洗練されたプレゼンテーションが可能。
- 多様なファイル形式に対応
- WordやPDFなど、さまざまな形式の資料をもとにスライドを作成できる柔軟性。
- ユーザーの意図に沿った提案
- 文脈を理解し、内容に応じたテンプレートやレイアウトを動的に提案。
- 初心者でも簡単に操作可能
- Copilotのガイドに従うだけで、誰でもプロフェッショナルな資料を作成できる。
注意点
- 利用にはCopilotライセンスが必要
- Microsoft 365だけでは一部機能が使えず、Copilotライセンスの契約が前提となる。
- 提案内容は完全ではない場合がある
- 自動生成されたスライドは必ずしも意図通りではないため、確認と修正が必要。
- ファイルの内容によってはうまく反映されないことがある
- 特に複雑なレイアウトや特殊なフォーマットの文書では、期待通りにスライド化されない可能性がある。
- セキュリティ・プライバシーへの配慮が必要
- 機密情報を含むファイルをCopilotに渡す際は、社内ポリシーや情報管理ルールに従う必要がある。
まとめ
今回追加された新機能により、PowerPointのCopilotは、WordやPDFをもとにスライドを自動生成できるようになり、既存資料を活用したプレゼン作成がより効率的になりました。
また、Designerとの統合により、文脈に応じてパーソナライズされたデザインの提案から直感的に選択できるようになった点も大きな進化です。
視覚的に魅力的なスライドを短時間で作成できるため、営業資料や社外向けのプレゼンテーションにも活用しやすくなったと思います。
おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)
本記事ここまでの執筆内容をCopilot Chatに転記し、記事内容の要約をしてもらいました。
PowerPoint Copilotの新機能まとめ
1. WordやPDFからスライド自動生成
WordやPDFファイルをアップロードするだけで、Copilotが内容を読み取り、スライドを自動生成。スライドの構成や要約もAIが提案。特に社内資料や製品マニュアルのプレゼン化に便利。
2. Designer機能との統合
従来の「Designer」がCopilotに統合され、より文脈に応じたテンプレートやレイアウトを提案。
縦型ギャラリーでデザイン候補を直感的に選択可能。
箇条書きや画像をもとに、視覚的に洗練されたスライドを短時間で作成。
3. PDFファイルの参照が可能に
PowerPointアプリ内でPDFを直接参照し、プレゼン資料を作成可能。
製品カタログや手順書など、幅広い資料に対応。
活用シーン
社内報告書や営業資料のスライド化
デザイン性の高いプレゼン資料の作成
画像やテキストを活用した短時間での資料作成
メリット
作業時間の大幅短縮
AIによる構成・デザイン提案で資料の質が向上
Word/PDFなど多様な形式に対応
初心者でも簡単に操作可能
注意点
Copilotライセンスが必要
自動生成内容は要確認・修正
複雑なレイアウトは反映されにくい場合あり
オンライン接続が必要な機能もある
セキュリティ・プライバシーへの配慮が必要
末永 直也(日本ビジネスシステムズ株式会社)
Data&AI事業本部 AIソリューション1グループ所属。Copilot、Azure AIサービスの勉強をしてします。趣味はドラマ鑑賞、朝の散歩です。
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