本記事では、Nutanix環境におけるスナップショット機能についてご紹介いたします。
Nutanixのスナップショット機能
Nutanixのファイルシステムには、標準機能としてスナップショット機能が存在します。これは、Nutanixのオーソドックスなデータ保護機能となります。
この機能を利用することで、仮想マシンベースで保護対象のデータを安全に保存できます。
機能の仕組み
取得単位
Nutanixのスナップショットは、仮想マシンのデータとなる仮想ディスク(以後:vDisk)単位で取得されます。
一般的なストレージベースのスナップショットはボリュームやLUN単位で取得され、リストアもその単位です。
一方で、Nutanixのスナップショットは仮想マシン単位で取得され、仮想マシン単位もしくはゲストOSのファイル単位でリストアできます。
動作
Nutanixのスナップショットは、リダイレクト・オン・ライトと呼ばれるアルゴリズムを採用しています。これを利用することで、高機能なストレージで採用される容量やパフォーマンス影響を最小限に抑えることができます。
スナップショットを取得すると、取得対象データのブロック情報についてメタデータを記録します。そして、対象データが存在するブロックを読み取り専用とします。
スナップショットを取得したvDiskへのデータ更新が発生した場合は、空き領域に新しいブロックが書き込まれ、メタデータも更新されます。
以上の動作により、スナップショットを取得する際のストレージ領域の消費は発生しません。また、データ更新時にも無駄な消費を発生させない仕組みとなっています。
スナップショットの保護
一般的なストレージの場合、スナップショットをバックアップデータとして取り扱うことは障害リスクを考えても決してベストな形とは言えません。もしストレージが故障してしまった場合、スナップショットデータも消失する可能性があるからです。
一方、NutanixではHCI機能を活かして、スナップショットデータについても複数のノードにコピーされます。そのため、ホスト障害が発生した場合でもスナップショットデータが消失することはありません。
※ NutanixのHCI機能につきましては、こちらの記事をご参照ください。
最後に
今回は、Nutanixのスナップショット機能についてご紹介しました。
具体的な手順等につきましては、別記事にて取り上げさせていただきます。