Snowflake Summit 2023 Day 3 現地レポート

こんにちは、Csol HC4の土井です！

ラスベガスに来てからかれこれ5日が経ちますが、宿泊してるホテルの一階にあるピザ屋が美味しすぎて一日も欠かさず食べています。

最初はカロリーを気にしてましたが、今はもう帰るころに何キロ増えてるか楽しみだな～ぐらいの心持ちです。

さて、本日もSnowflake Summit 2023に現地参加してきました。印象に残った内容についてレポートしたいと思います！

※昨日までのレポート記事はこちら。

本日一発目は開発者向けのキーノートセッションです。

内容はSnowflake開発者によるユーザー企業のサクセスとデモの紹介といった感じでした。

印象的だったのは、「DTCCがNative Apps Frameworkを使用して子会社向けに行セキュリティを適用したデータとアプリをまるっと共有することで、子会社側ではシナリオに特化した最小限の開発だけで活用に踏み切ることができた」というユースケースです。

データだけでなくアプリも共有できるようになったことで、グループ間での活用促進など横展開のシナリオが進めやすくなる、という事を示す非常に良い活用例だったのかなと思いました。

Snowflakeが2021年に発表したメディアデータクラウドに関する概要と、ユーザー企業の活用例を発表するセッションです。

メディアデータクラウドとはメディア／広告業界向けにSnowflakeが提示するデータクリーンルームのソリューションです。

セキュアデータシェアリングやマーケットプレイスを使って安全に相互のデータ交換を行うことで、相乗的により高度な分析を行うことができます。

セッション内ではSnowflakeの広告およびマーケティング担当のCTOが登壇し、ユースケースとデモの紹介を行っていました。

デモでは「広告サーバーから出力されたログをマーケットプレイスで手に入る地理情報*1と結合してSnowflake上でマート化した後にStreamlitのWeb UIで表示、それをUI側で特定のキャンペーン等に絞って確認する」という活用の流れを説明していました。

社内外のデータを使ってSnowflake上でマートを作成し、それを非エンジニアの方が確認するという一連のユースケースが、Snowflake上だけで完結して行われているという部分が印象的でした。

Disneyが、どのようにSnowflake上の大規模なデータセットに対してパフォーマンス最適化を行ったのか、を紹介するセッションです。

後述のセッションがクエリに特化したベストプラクティス集なら、こちらは前段のロード部分やウェアハウスのサイジング、パフォーマンス関連機能(検索最適化、QAS、マテビュー、パーティショニング) 等も含んだ、やや包括的な内容となっていました。

各項目とベストプラクティスについては、比較的ドキュメントにも記載されている内容だったので、Snowflake満一年生な私でも理解できました。

UIで実際に確認すべき箇所や最適化のステップが網羅されていたのが、とてもわかりやすかったです。

上述のものと比較して、クエリに特化したパフォーマンス最適化に関するベストプラクティスを紹介するセッションです。

オプティマイザなどSnowflakeの内部動作の説明があった上で、クエリ実行の際の各トラブルとその対処方法の紹介があり、非常に具体的でタメになる内容でした。

プレゼンターの方がクエリのパフォーマンスで最も重要な要素として、Simplify（=単純化する）と繰り返し言っていたのが印象的でした。

以上、Snowflake Summit 2023 Day 3のレポートとなります。

昨日の反省を活かして移動が少なるようにセッションを組んだので今日は比較的元気が残っています。

それと会場横のブースですごくいい生地のSnowflakeのポロシャツを買ったので、着るのが楽しみです。（早速明日着ていっちゃおうかな、と思っています。）

見返してみると画像がなくて寂しいので、最後に今日のイベントで提供されてた食事の写真でも貼っておきます。

全部美味しかったですが、このSnowflake色にコーティングされたイチゴが特にお気に入りです。100個ぐらい持ち帰りたかった。

明日も記事を投稿しますのでよろしければご覧ください。それでは！

*1:若干訳怪しいです。。