Microsoft Monitoring Agent のインストールファイルの作成

PCのログを LogAnalytics で収集する際には、PC に Microsoft Monitoring Agent(以下MMA) をインストールする必要があります。

MMA のインストールファイルの作成から Intune によるワークスペース設定変更方法までを、本記事含め3回に分けてお伝えする予定です。

  1. MMA のインストールファイルの作成
  2. Intune からの MMA の配布
  3. Intune からのワークスペース設定変更

本記事ではまず、MMA のインストールファイルの作成について説明します。

エージェントダウンロード

LogAnalytics ワークスペース > エージェント で、インストールを行うエージェントをダウンロードします。

エージェントの展開

ダウンロードした「MMASetup-AMD64.exe」を任意のフォルダに配置し、コマンドプロンプトを利用して展開します。

コマンド

展開するコマンドは以下の様になります。

MMASetup-AMD64.exe /C /t:<任意のフォルダ名>

展開後に作成されるファイル

展開後に下記のようなファイルが作成されます。

  • Setup.exe
  • MOMAgent.msi
  • MOMAgent.XXX.mst ※言語ファイル

実際に展開されたファイルの一覧です。

本記事では日本語環境へのインストールを想定し、「MOMAgent.JPN.mst」を使用します。

インストールファイルの作成

展開されたファイルの内、以下3ファイルを対象に intunewin ファイルを作成します。

  • Setup.exe
  • MOMAgent.msi
  • MOMAgent.JPN.mst

作成方法は、以下ブログを参考にしてください。

複数ファイルをまとめて Intune から配布する - JBS Tech Blog

作成されたインストールファイルと、Intunewin にまとめる前のファイルイメージは以下になります。

さいごに

今回は Intunewin の作成までを記載しました。次回は Intune から配布する際の設定について記載します。

執筆担当者プロフィール
近田 和彦

近田 和彦(日本ビジネスシステムズ株式会社)

Microsoft 365の導入プロジェクトに従事。提案、要件定義~導入、テストまでがメインです。日々ねこのお世話に追われています。おひさま、MINI、Kep1ianを兼任中です。

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