はじめに
Azure Game Development Virtual Machineをデプロイしてみました。
BlenderやUnreal Engineは手動でインストールすることも可能ですが、個別にインストールして開発環境を構築するのって結構面倒ですよね。
Azure Game Development Virtual Machineは、デプロイするだけで開発に必要な環境が一通りセットアップできるので、実際に試してみました。
仮想マシン作成後の初回ログイン時にEpic Gamesアカウントによるログインを要求されます。
デプロイする前にEpic Gamesのアカウントを作成しておきましょう。
デプロイ手順
- azure portalにログインし、Azure Game Development Virtual Machineを検索します。

- 作成ボタンを押します。

- デプロイするリソースグループ、リージョン、VM size、ユーザ名、パスワードを設定します。

- Unreal Engineのバージョンを選択します。Unreal Pixel Streamingを選択するチェックボックス等がありますが、今回はデフォルトのままで進めます。

- リモートアクセスの方法を指定します。今回はRDPを選択しました。

- VM Networkの設定が出ますが、そのままで次へ進みます。

- ストレージ追加の画面が表示されます。今回は追加せず次へ進みます。

- マネージドIDなどの設定画面が表示されますが、特に設定せず次へ進みます。

- Advancedの設定も特に設定せず次へ進みます。

- Tag設定は行わず次へ。

- 検証に成功しましたと表示されれば問題ありません。内容を確認し、画面下に表示されている作成ボタンを押します。


RDP接続と初期設定
- デプロイが完了したら、仮想マシンへRDPで接続します。

- RDPファイルをダウンロードして接続するのが簡単です。

- RDPで接続し、設定したユーザ名とパスワードでログインします。初回ログイン時にEPIC Gamesのアカウントを要求されます。

- EPIC Gamesのアカウントを選択してログインします。

- 仮想マシンのデスクトップ画面が表示されます。初回ログイン時はMicrosoft GDKのインストールが実行されます。(10分程で終了します)

- デスクトップ画面です。Unreal EngineだけでなくBlenderやQuixel Bridge、Visual Studioもこの時点でインストール済みです。

- Unreal Engine 5を起動します。

- Unreal Engineが問題なく起動しました。Third Person Projectを作成してみます。

- Third Person Projectが作成できました。Unreal Engineを使用できることが確認できました。

デプロイ開始からUnreal Engineの起動を確認するまでに20分くらいしかかかりませんでした。
Unreal Engineなどを個別にインストールする手間を考えると大変便利ですね。
従量課金制で1時間200円前後から利用できるので、高額なゲーミングPCの購入に手が届かない個人ユーザが、お試しに使ってみるというのもありなのではないでしょうか。
使用していない時は課金されないように、自動シャットダウンを設定しておいた方がよいですね。
