【Microsoft×生成AI連載】シリーズの記事です。
本記事ではPower Appsでチャットボットコントロールを追加し、Copilot Studioのチャットボットを使う方法について紹介します。
これまでの連載
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Power AppsでCopilot Studioのチャットボットを使ってみた
Power Apps アプリには「チャットボット」というコントロールがあり、Copilot Studioで作ったチャットボットを簡単に埋め込むことができます。
チャットボットコントロールのインポート
まず、Power Apps アプリにチャットボットコントロールを追加します。
残念ながら、現時点(2025/5/7)ではチャットボットコントロールを挿入から選択できないため、以下のチャットボットコントロールのコードを貼り付けて、チャットボットコントロールを作成します。
コード
- Chatbot1:
Control: Chatbot
Properties:
EnvironmentId: =""
SchemaName: =""
AlignInContainer: =AlignInContainer.Center
FillPortions: =1
Width: =Parent.Width
Height: =Parent.Width
貼り付け方法
- チャットボットのコントロールのコードをCtrl + Cなどでコピーします。
- ツリービューでコントロールを貼り付ける画面の右の「・・・」をクリックし、「コードを貼り付ける」をクリックします。
- チャットボットコントロールが作成されたことを確認します。
Copilot Studio チャットボットとの接続
チャットボットコントロールの追加ができましたので、追加したチャットボットコントロールをCopilot Studio チャットボットに接続します。
- 右の「スキーマ名」の「ボットの選択」をクリックします。
- 既に作成したチャットボットを選択するか、「新しいチャットボット」をクリックして、新しくチャットボットを作成します。本記事ではチャットボットを新しく作成しますので、「新しいチャットボット」をクリックします。
- Copilot Studioポータルが開きましたら、「作成」をクリックします。
- 「新しいエージェント」をクリックし、新しいチャットボットを作成します。
- 「構成に進む」をクリックします。
- 名前や説明などを修正して、「作成」をクリックします。
- ナレッジを追加するために「サポート情報」を開きます。
- 「ナレッジの追加」をクリックして、ナレッジを追加します。
- 本記事ではMicrosoft Learn(https://learn.microsoft.com/)をナレッジとして追加しますので、「公開 Web サイト」をクリックします。
- 公開 Web サイトのリンクを追加し、「追加」をクリックしてナレッジを追加します。
- チャットボットを使用するためには公開する必要があります。「公開」-「公開する」をクリックして、チャットボットを公開します。
- Power Apps アプリに戻って、チャットボットコントロールに追加したチャットボットを接続します。
- チャットボットが追加されたことを確認します。
テスト
Power Apps アプリ内で、チャットボットに質問し、テストを行います。
「Copilot Studioの概要について教えて」と質問すると、Microsoft Learnの内容を元に回答が得られました。
利用シーン・メリット・注意点
利用シーン
- Power Apps アプリを作成する際にCopilot Studioのチャットボットをアプリ内に埋め込む必要がある場合
- Power Apps アプリ内の機能や画面説明などをチャットボットを使って提供する場合
メリット
- Power Apps アプリにCopilot Studioのチャットボットを簡単に埋め込むことができます
注意点
- 現時点では「挿入」から選択できないコントロールのため、コードの貼り付けが必要です
まとめ
本記事では、Power Apps アプリにチャットボットコントロールを追加して、Copilot Studioのチャットボットを簡単に埋め込む方法について紹介しました。
アプリを作成する際にチャットボットが必要な場合に、参考になれば幸いです。
おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)
この記事は、Power Appsでチャットボットコントロールを追加し、Copilot Studioのチャットボットを使う方法について紹介しています。
まず、Power Appsアプリにチャットボットコントロールを追加する方法が説明されています。現時点(2025年5月7日)では、チャットボットコントロールを挿入から選択できないため、コードを貼り付けて作成する必要があります。具体的なコードとその貼り付け方法が詳細に記載されています。
次に、チャットボットコントロールをCopilot Studioのチャットボットに接続する手順が紹介されています。既存のチャットボットを選択するか、新しいチャットボットを作成する方法が説明されており、Copilot Studioポータルでのチャットボット作成手順が詳しく述べられています。ナレッジの追加方法やチャットボットの公開手順も含まれています。
最後に、Power Appsアプリ内でチャットボットをテストする方法が紹介されています。チャットボットに質問し、MS Learnの内容を元に回答が得られることが確認されています。
記事のまとめとして、Power AppsアプリにCopilot Studioのチャットボットを簡単に埋め込む方法が紹介されており、アプリ作成時にチャットボットが必要な場合に利用することを提案しています。
利用シーンとしては、アプリ内の機能や画面説明をチャットボットを使って提供する場合が挙げられ、メリットとしては簡単にチャットボットを埋め込むことができる点が強調されています。ただし、現時点ではコードの貼り付けが必要であることに注意が必要です。