TeamsやSharePoint Online(SPO)の運用管理に課題がありませんか?
AvePoint Cloud Governance(以下、ACG)を利用することで課題解決できるかもしれません。
ACGとは、AvePointが提供している製品の1つです。
今回は、ACGの導入で解決できる課題、概要説明、JBSの提供サービスについて記事にします。
ACGの導入で解決できる課題
以下があります。
- 運用に必要なワークフローが欲しい
- 定義した運用ポリシーを基に運用管理タスクを自動化したい
- 運用負荷の軽減、ガバナンス強化をしたい
ACGの概要説明
サービス提供内容
Teams製品を例にすると、チーム作成から役割を終えてチーム削除するまでのライフサイクル管理をACGで提供します。
ACGを利用することで、チーム作成時に以下のような運用ポリシーの適用を行います。
- チーム所有者、チームメンバーのフィルター設定
- 特定のグループやEntraプロパティ情報に一致する場合のみアクセス権付与が可能、といった制限
- チームの責任者情報
- メイン連絡先やサブ連絡先といったACG独自の定義
- 棚卸の担当者や問合せ先といった使い方をするもの
- アクセス権の定期的な棚卸設定
- チーム作成後に発動するポリシー
- 半年ごとに担当者に通知して対応促進をする
- チームの責任者情報の最新化
- 責任者に指定されたアカウントが削除やブロックにより存在しない場合、代わりの責任者を適用するよう関係者に通知して対応促進をする
- ストレージの初期容量設定
- 用途に応じて個別に値の定義が可能
- ストレージ利用率による関係者通知
- チーム作成後に発動するポリシー
- ACG独自のメールテンプレートで細かな通知が可能
- チーム作成時の承認者判断
- 第三者の判断が必要な場合に定義
- 社内メンバー限定の場合は自動承認にするなどの条件設定が可能
チーム作成時に適用された運用ポリシーにより関係者へ定期的な棚卸通知を行い、メンバー改廃、チームのアーカイブや削除を依頼します。棚卸通知は、非アクティブ状態の期間をトリガーに設定することも可能です。
また、関係者が通知を無視しタスクが放置された場合は、エスカレーションアクションとしてチームのアーカイブや削除を自動的に行い、システムを最新の状態に維持できます。
ACGでは、チームの他に以下のガバナンスもサポートしています。
- ゲストユーザー
- Microsoft365グループ
- セキュリティグループ
- メールが有効なセキュリティグループ
- 配布グループ
- サイトコレクション
- ライブラリ
- 会議室メールボックス(リソースメールボックス)
- 備品メールボックス(リソースメールボックス)
- 共有チャネル
- 共有メールボックス
- Microsoft365グループのチーム変換
ACGはクラウド製品のため、定期的にアップデートされています。そのため、本記事投稿以降、機能拡張されている可能性があります。
ロール別の機能紹介
私の解釈が混じりますが、大まかにサービス管理者、申請者、承認者、責任者(棚卸担当者)の4つが存在します。
サービス管理者
サービス管理者は、管理画面上の操作を行います。
以下のように、申請者が利用する申請画面の設計などを担当します。
画面のカスタマイズ性は非常に高く、テキストメッセージの追加や、申請者によりヒアリング項目を変更する条件設定などが行えます。
申請者
申請者は、MyHubというツールを使用して、サービス管理者が作成した画面をもとに申請を行います。
MyHubはTeamsアプリとブラウザの2種類が存在しますが、UIは同じです。
承認者
承認者は、申請者の申請内容を確認し、承認または却下の判断を行います。
責任者(棚卸担当者)
責任者(棚卸担当者)は、定期的にアクセス権やチームのアーカイブ、削除といったライフサイクルの判断を行います。
責任者の指名方法はいくつか方法があります。
サービス管理者がサービス作成時に定義をしますが、サービス管理者の指定の他に、申請者のプロパティ情報を利用した割り当て、申請者に選択させる構成が可能です。
また、画面上のメッセージ内容変更もサービス管理者側で行えます。初期構築支援をJBSに依頼される場合、要望があれば申請者に寄り添ったメッセージ内容に変更する対応を行っています。
おわりに
Microsoft製品の標準機能ではカバーしきれない部分を補完するために、サードパーティ製品を活用することは非常に賢明な選択です。
ACG導入により、共通ルールの設定と例外の排除で管理効率とガバナンスを強化できます。
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JBSでは、ACGの構築サービスを提供しています。
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