こんにちは。Teams Roomsについて調べる機会があり、備忘も兼ねて本記事を作成しました。
ゆくゆくは業務で得られたTipsなどもまとめられると良いのですが、まずはTeams Roomsを知るために調べた情報等を紹介できればと思います。
Teams Rooms
Teams Roomsとは、"会議室"や"個人ワークスペース"に専用ハードウェアを配置して、Microsoft製品であるTeamsを利用する製品となります。
Teams Rooms用ハードウェアについては後述しますが、個人もしくは貸与PCからTeamsを利用するのではなく、会議室などからTeamsを利用することに特化した製品となります。
通常のTeamsとの違いについては、ライセンスの紐づく先が"個人"か"デバイスそのもの"になります。
"個人"の方は、我々が持っているMicrosoftアカウントになりますが、Teams Roomsの場合はデバイス自体に紐づきます。
そのため、Teams Roomsは「Teamsに特化した製品」と言えます。
Teams Rooms 用ハードウェア
Microsoftに認定されたメーカーがTeams Rooms用ハードウェアを販売しており、それを購入してTeams Roomsを導入します。
以下が代表的なメーカーです。
- Logicool
- Lenovo
- Poly
Teams Roomsは、次に紹介するデバイスを接続して使用します。
※ なお、本記事では、「ロジクールTap会議室タッチコントローラー」を例としております。製品よってはデバイスは3つ以外の数に分かれている可能性があります
1.ミニPC
このミニPCに、後述する画面タップや出力機器を接続する流れとなっています。
2.コンソール(タッチコントローラー)
画面に会議の開始や設定画面を表示させるデバイスになります。
このデバイスにミニPCをつなげて、Teams Roomsの設定や会議中の操作画面を表示させることができます。
3.出力機器(カメラ、マイク、スピーカー)
ミニPCにつなげることにより、参加者のカメラ映像や音声を出力させるデバイスになります。
メーカーによってはこの出力機器が内蔵されているものあり、Teams Roomsを導入する上でデバイスの選定も要確認ポイントになります。
※ なお、今回、例として参照した「ロジクールTap会議室タッチコントローラー」にはディスプレイは付属していませんが、製品によっては含まれるものもあります
Teams Roomsのライセンス
先述した通り、Teams Roomsのライセンスはデバイス自体に紐づきます。
例えば会議室が5つあり、すべての会議室にTeams Roomsを導入するとなった場合は、5つのライセンスがあれば問題ありません。
そのため、会議室へ入室する方全員がTeams Roomsを介して会議をすることができます。個々人でTeamsを使う場合は人数分だけライセンスが必要なるので、コスト削減につながります。
Teams Roomsを使う場合は、以下のライセンスのいずれかが必要になります。
- Microsoft Teams Rooms Basic
- Microsoft Teams Rooms Pro
Basicは無償ライセンスとなっていますが、このライセンスに紐づけできるデバイスは最大25台までとなります。一方、Proは有償ライセンスですが、ライセンスに紐づけできるデバイスは無制限となっています。
また、Proならではの特徴として、デバイスをIntuneにて管理対象とすることが出来る、という特徴があります。BasicではIntuneに登録することはできないので、ここは大きな魅力の一つとなります。
Teams Roomsの注意点
Teams Rooms用ハードウェアの章で説明した通り、メーカーの製品によって設定箇所・構成が変わります。そのため、デバイスにトラブルがあった際の問合せ先やサポートも合わせて確認しておく必要があります。
終わりに
今回はTeams Roomsについて紹介しました。
既に広まっている情報等もありますが、自分の中で整理する上でも備忘として残しました。
今後、Teams Roomsを導入していく中でまた知見が溜まったら記事にしたいと思います。