Windows Autopilotは、企業や組織が新しいWindowsデバイスのセットアップと管理を簡素化するためのソリューションです。
Windowsデバイスのセットアップに使用されるAutopilotデプロイプロファイルでは、デバイスの名前に関する設定を行うことが可能です。
設定:Autopilotデプロイプロファイル
Autopilotデプロイプロファイル設定画面の「デバイス名のテンプレートを適用する」を有効にし、「名前の入力」項目に15文字以下の文字、数字、ハイフンの組み合わせで設定することができます。ただし、名前をすべて数字にすることはできません。
任意のデバイス名を設定する際には、%SERIAL%マクロまたは%RAND:x%マクロを使用することが可能です。
デバイス名にシリアル番号を含める
%SERIAL%マクロを使用した場合、ハードウェア固有のシリアル番号をデバイス名に含めることができます。
たとえば、全国展開している企業の東京従業員が使用するデバイス名の最初の3文字を「TYO」として、そのあとに端末のシリアル番号を含めるため「TYO%SERIAL%」と設定したとします。この場合、シリアル番号「1A123ABC321」の端末は「TYO1A123ABC321」と登録されます。
デバイス名にランダム値を含める
%RAND:x%マクロを使用した場合、ランダムなx文字数の数字をデバイス名に含めることができます。
たとえば、全国展開している企業の東京従業員が使用するデバイス名の最初の3文字を「TYO」として、そのあとにランダムな数字を6文字を含めるため「TYO%RAND:6%」と設定したとします。この場合、TYOの後に6文字の任意の数字「TYO123311」などと登録されます。
注意点:デバイス名の重複は可能
注意点として、同じデバイス名でも登録は可能です。そのため、重複して登録されたデバイス名はデバイスIDなどを確認して区別する必要があります。
おわりに
1台ずつデバイス名を設定する手間を、Autopilotデプロイプロファイルを活用することで省くことができます。
Autopilotデバイスの名前に関する設定でお悩みの方のご参考になりましたら幸いです。