Azure App Serviceは、AzureポータルやPowerShellなどから、通常の停止操作を行っただけでは完全なリソースの停止とはなりません。
理由としては、WebジョブはバックエンドにあるSCMサイト(Kudoサイト)上で動作しており、App Serviceのポータル画面からの停止では、メインサイトとなるApp Serviceのみが停止となるためです。
そこで今回は完全にApp Serviceを停止する手順について紹介します。
リソースの停止
まずはじめにリソースの停止を行います。
Azureポータル上から、App Service->概要->停止ボタンを押すことで、リソースの停止を行うことができます。
Webジョブの停止
続いてWebジョブの停止を行います。
- リソースエクスプローラー(https://resources.azure.com/)にアクセスします。
- ツリーから、対象のWebAppを検索します。
- 右側のパネルにいくつかのJSONが表示されるため、上部にある[Edit]を選択します。
- JSONの中で、以下二つの設定を変更します。
・state:Running -> Stopped
・scmSiteAlsoStopped:false -> true
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回の記事が参考になれば幸いです。
なおApp Serviceは停止をしても課金はされ続けますのであしからず。。。
執筆担当者プロフィール
伊藤 潤人(日本ビジネスシステムズ株式会社)
HC本部所属です。Azure・AWSともに経験がありますが、最近はAzureのPaaSサービスをメインに業務を行っています。趣味はドライブです。
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