Azure App Serviceの完全な停止方法について

Azure App Serviceは、AzureポータルやPowerShellなどから、通常の停止操作を行っただけでは完全なリソースの停止とはなりません。

理由としては、WebジョブはバックエンドにあるSCMサイト(Kudoサイト)上で動作しており、App Serviceのポータル画面からの停止では、メインサイトとなるApp Serviceのみが停止となるためです。

そこで今回は完全にApp Serviceを停止する手順について紹介します。

リソースの停止

まずはじめにリソースの停止を行います。

Azureポータル上から、App Service->概要->停止ボタンを押すことで、リソースの停止を行うことができます。

Webジョブの停止

続いてWebジョブの停止を行います。

  1. リソースエクスプローラー(https://resources.azure.com/)にアクセスします。

  2. ツリーから、対象のWebAppを検索します。
  3. 右側のパネルにいくつかのJSONが表示されるため、上部にある[Edit]を選択します。

  4. JSONの中で、以下二つの設定を変更します。
    ・state:Running -> Stopped

    ・scmSiteAlsoStopped:false -> true

さいごに

いかがでしたでしょうか。今回の記事が参考になれば幸いです。

なおApp Serviceは停止をしても課金はされ続けますのであしからず。。。

執筆担当者プロフィール
伊藤 潤人

伊藤 潤人(日本ビジネスシステムズ株式会社)

HC本部所属です。Azure・AWSともに経験がありますが、最近はAzureのPaaSサービスをメインに業務を行っています。趣味はドライブです。

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