SnowPro Core COF-C02 合格体験記

こんにちは。

日本ビジネスシステムズ株式会社の岩間です。

Big Data Platformをメインにとり扱う部署でLinux/Hadoop基盤の構築を主に担当してきましたが、最近はSnowflakeの運用などの業務も行うようになってきたので、それを機に今回SnowPro CoreというSnowflakeの基礎的な知識を認定する試験を受験してきました。

本試験は現時点でまだ日本人での受験者数が少なく、各所から販売されている問題集も基本的に英語のものばかりなので、試験勉強の段階からなかなかハードルの高い印象です。

この合格体験記が少しでもこれから受験する皆様のお力になれれば幸いです!!

まずは結果から

結局何点取れた人がこの記事を書いているの?というところが気になるかと思いますので一番最初に結果を書かせていただきます。

結果は「795/1000」でした! ※合格点は750点

結構ギリギリの点数でした、、、事前に解いた問題集よりもかなり細かい点を聞いてきた印象です。

※ちなみに本試験に関する私の簡単なプロフィールは以下の通りです。

エンジニア歴 2年3か月
Snowflake歴 4か月
英語力 TOEIC: 925, 留学: 1年
勉強期間 1か月

SnowPro Core認定資格とは

公式サイトによるとSnowPro Core認定資格とは「Snowflakeの実装やマイグレーション業務に必要なコアナレッジを証明する資格です」と記載されています。

複数あるSnowflake資格の中で入門資格の立ち位置で、今乗りに乗っているSnowflakeの導入や移行を検討している方はぜひ受験を検討してみてください!

※試験概要

問題総数 100
問題の種類 単一選択、複数選択
制限時間 115分
言語 英語、日本語
受験費用 $175USD

※試験分掌

分野 割合
1.0 Snowflake Cloud Data Platformの機能とアーキテクチャ 25%
2.0 アカウント アクセスとセキュリティ 20%
3.0 パフォーマンスの概念 15%
4.0 データのロードとアンロード 10%
5.0 データ変換 20%
6.0 データ保護とデータシェアリング 10%

学習方法

この項では私が実際に実施した学習方法と、受験した後にもうちょっとやっておけばよかったなと思う学習方法を紹介させていただきます。

私が実施した学習方法

今回私は以下に記載している順で実施しました。※すべて英語です

一通りやってみた感想として3つ目の講座は1,2 つ目の内容を含んでいるので、時間がない場合は3つ目からの実施でも問題ないかと思います

以下にそれぞれの概要を記載しています。

Snowflake公式のハンズオン教材

こちらはSnowflakeの基本的な操作(DB作成、データの取り込み、ロールの作成など)をハンズオン形式で学ぶことができるコンテンツとなっています。

だいたい90分ほどで終わる内容になっているので、ここで一気に基本操作を体験することができるようになっています。

※別途Snowflakeの30日無料トライアルアカウントの作成が必要になります。このハンズオン教材の一番初めに案内がありますのでそちらをご参照ください。

quickstarts.snowflake.com

Snowflake University(公式)で公開されているビデオ、ドキュメント教材

Snowflake Learning Journey

こちらはSnowflakeの基本的な知識(Snowflakeの特徴など)をビデオ、ドキュメント、クイズなどを通して学ぶことができるコンテンツとなっています。

Snowflakeの全体像を手短に学ぶことができます。

Udemyの講座

Ultimate SnowPro Core Certification Course & Exam - 2023

こちらは現段階で他のUdemy講座と比べた時に、レビュー数が最も多く(2053件)評価も高い(4.6/5.0)講座となっています。

私は実際に一通り受講したのですが、おすすめポイントとしては以下になります。

  • 試験範囲を大方取り込んでいる
  • 画質、音質、テキストドキュメントの質が高い
  • 定期的に講座内容に更新が入っている
  • とても綺麗な英語で聞き取りやすく、自動字幕も質が高い

※他にもいい講座はあるかもしれません。ぜひ評価が高くていいレビューのあるものを探してみてください!

Udemyの問題集

Snowpro Core Certification - Practice Tests

こちらも現段階でレビュー数が最も多く(2221件)て評価も高い(4.4/5.0)問題集となります。問題数も555問と十分で、私は受験までに2周ほどしました。

※ただ実際の試験はこの問題集よりもより細かい点を聞いてくる印象です。実際レビューを書いている人もこの問題集が解けるのは大前提で、より細かい点を公式ドキュメント読み込みなどして把握しておく必要があると言っています。

※他の問題集のレビューを見てみても実際の試験と難易度の差分があるようなので、問題集はこちらの問題集で十分かと思います。

受験後やっておけばよかったと思った学習方法

ドキュメントの読み込み

問題集を紹介したところでも記述しましたが、問題集を解くだけでは不十分で、公式ドキュメントの読み込みが必要になってきます。

自分はもちろん試験勉強段階でドキュメントを読み込んでいたのですが、まだまだ不十分でした。

皆さんが勉強される際も、問題集を解く事に加えて「問題集に出てきた範囲のドキュメントを隅々まで読み込む」という事を意識してみてください!

所感

本資格の勉強/受験を通して、「Snowflakeの基礎知識を体系的に学び、その知識を証明するのに最適な試験だな」と感じました。

本資格は先述の通りただ問題集を解くだけでは合格できず、公式ドキュメントの読み込みやハンズオンを通しての勉強が必要になってきます。

その勉強の結果Snowflakeの基礎知識/基本操作に十分詳しくなれるので、Snowflakeの導入/移行を検討されている方はぜひ受験してみてください!

執筆担当者プロフィール
岩間 義尚

岩間 義尚(日本ビジネスシステムズ株式会社)

2021年新卒入社。得意な技術領域はLinux/Hadoopで、Hadoopクラスターのアップグレードを経験。初年度にLPIC1~3まで取得。趣味はValorant。

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