Visual Studio Code(以下、本記事ではVS Codeと表記します) のバージョン 1.108で Agent Skills がサポートされました。
※記事執筆時の2026年1月現在、Experimentalとして提供されています。
今回の記事では設定方法や実際に使ってみた感想について紹介します。
- Agent Skillsとは
- カスタムインストラクションとの違い
- VSCodeでの設定方法
- Agent Skillsの追加方法
- SKILL.md の書き方
- GitHub Copilotはどのようにスキルを選択するのか
- 実際に使ってみた
- まとめ
- 関連サイト
Agent Skillsとは
Agent Skillsとは、エージェントに特定のタスクを実行させるためのスキルセットです。これにより、エージェントは特定の機能や操作を効率的に実行できるようになります。
また、Agent Skillsは標準化されており、様々なAIエージェントで利用することができます。
カスタムインストラクションとの違い
GitHub Copilotには以前からカスタムインストラクションという機能があり、ユーザーがエージェントに対して指示することができました。
どのような違いがあるのでしょうか?公式ドキュメントに比較表としてまとめられていました。
まとめると、Agent Skillsは特定のタスクに特化しており、カスタムインストラクションはより広範なコーディング規約を定義するために使われる、という事のようです。
VSCodeでの設定方法
設定画面でAgent Skillsを検索し、Use Agent Skillsを有効化します。

Agent Skillsの追加方法
まずスキルを作成するためのルートフォルダを作成する必要があります。
- プロジェクトに作成する場合は
.github/skills/(推奨)または.claude/skills/(レガシー対応)フォルダを作成します。 - ユーザー全体で使いたい場合は、ホームディレクトリの下に
~/.copilot/skills/(推奨)または~/.claude/skills/(レガシー対応)フォルダを作成します。
次に、具体的なスキルを追加します。ルートディレクトリの下に任意の名前のサブフォルダを作成して、その中に SKILL.md ファイルを追加することで、スキルが追加されます。
また、スキルに関連するスクリプトなども含めることができます。スキルディレクトリにはスクリプトや実行可能ファイルを含めることができますので、下記の点に注意してください。
- 他者が作成したスキルを導入する場合は、スクリプトの内容と実行権限を必ず確認し、未知のコードはサンドボックス環境で検証してください。
- VS Code の自動承認(auto-approve)や allow-list の設定を利用して実行制御することも検討してください。
SKILL.md の書き方
基本的なフォーマットは以下の通りです。
--- name: [スキル名(最大64文字)] description: [スキルが行うことと使用場面の説明(最大1024文字)] --- # スキルの指示 スキルの詳細な指示、ガイドライン、および例をここに記載します
より詳しいフォーマットについては、以下のページを参照してください。
GitHub Copilotはどのようにスキルを選択するのか
GitHub Copilotは、ユーザーの指示やコンテキストに基づいて適切なスキルを自動的に選択します。具体的には以下のステップで実行されます。
- GitHub Copilotは、nameとdescriptionを常に参照しています。ユーザーのリクエストから関連するスキルが存在するかを判断します。
- ユーザーからのリクエストがスキルにマッチした時、SKILL.mdファイルを読み込みます。
- 必要に応じてスキルに関連するスクリプトなどにアクセスします。
詳細は、How Copilot uses skillsを参照してください。
実際に使ってみた
設定方法がわかったので、実際に使ってみました。
私の場合、まずreviewというサブフォルダを作成し、その中に以下のようなスキルを作成しました。
--- name: text-review description: 与えられた文章の内容をレビューし、改善点を指摘するスキルです。 --- # テキストのレビュースキル このスキルは、与えられた文章の改善点を指摘するためのものです。 # レビュー観点 - 文法の正確さ - 語彙の適切さ - 表現の丁寧さ # ルール - 回答は日本語で行うこと - 改善点をまとめて箇条書きで提示すること - 改善点の指摘の際は元のファイルは変更しないこと - 指摘後、元のファイルを修正することを確認すること 確認が取れたら修正すること - 変更後の文章を回答内で提示すること
レビュー対象のファイル(test.md)は以下のような内容です。
俺はITエンジニアです。 普段は開発の仕事をしてる。 プロジェクトの進捗は良好であり、予定通りに進んでるよ。
VS Codeで対象のファイルを開き、GitHub Copilotのチャットで「レビューをお願いします。」と指示を出すと、以下のような回答が返ってきました。

文章の改善点が的確に指摘され、修正案も提示されています。 また、修正後の文章も回答内で示されており、非常に便利でした。
上記の画像のRead test.md and reviewed test.md contentを開くと、以下のような内容が表示されました。

スキルが利用されていることが確認できました!
まとめ
以上、VS CodeのAgent Skillsについて紹介しました。
段階的な読み込みにより、必要なスキルだけを効率的に利用できるため、トークン数の節約にもなります。
また、標準的なフォーマットでスキルを定義できるため、再利用性が高い点も魅力です。
今回の調査で利用方法がわかったので、今後も積極的に活用していきたいと思います。