【Microsoft×生成AI連載】シリーズの記事です。
本記事では「Microsoft Outlook」(以下、Outlook)で利用できるCopilotの機能について紹介します。
- これまでの連載
- OutlookのCopilot紹介
- Copilotを使った会議の準備とは
- 会議の準備機能を使ってみる
- 利用シーンとメリット、注意点
- まとめ
- おまけ(Copilot Chatによる要約)
これまでの連載
これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。
OutlookのCopilot紹介
Microsoft OutlookのCopilotは、AI技術を活用してユーザーの生産性を向上させるツールです。メールの作成や管理をサポートし、返信の提案、スケジュールの調整、会議の要約などを行います。さらに、データの整理や視覚化も可能で、複雑なタスクを簡単に処理できます。
Copilotは、ユーザーのニーズに応じたパーソナライズされたアシスタンスを提供し、効率的かつ効果的なコミュニケーションをサポートします。
Copilotを使った会議の準備とは
Copilotは会議に関連するメールやドキュメントの概要、特定のタスク、前回会議の要約など、重要な情報を要約することが出来ます。
会議の開始前に行っておくことで要点を整理し次回の会議に臨むための準備をすることが出来ます。
会議の準備機能を使ってみる
会議の準備
- Outlookを開き[予定表]タブをクリックします。
- [予定表]の中から任意の会議を選択しクリックします。
- 会議を開き[Copilotで準備]をクリックします。
- 概要やタスクが生成されました。
利用シーンとメリット、注意点
利用シーン
- プロジェクト管理:プロジェクト会議の前に関連するメールやドキュメントを確認し、進捗状況や課題を把握して効果的な議論を行います。
- 欠席した会議のフォローアップ:前回の会議の議題を要約してくれるため。事前に確認しておくことで会議の内容を把握しておくことができます。
メリット
- 時間の節約: 会議の準備にかかる時間を大幅に短縮し、効率的に準備ができます。
情報の一元化: 関連するメールやドキュメントをまとめて提供することで、必要な情報を一箇所で確認できます。
注意点
- コンテンツの共有: 参加者間で共有されているドキュメントやメールが不足している場合、包括的な概要が生成されないことがあります。
- 有害コンテンツの除外: Copilotは、有害または不快な可能性のあるコンテンツを含む会議の概要を生成しません。
- 機能の制限: 現時点ではすべての会議に概要が表示されるわけではなく、今後の開発によりサポートされる会議が増える予定です。
まとめ
Copilotを使えば、会議の準備が驚くほど簡単になります。
関連するメールやドキュメントの概要を自動で提供してくれるので、必要な情報を一箇所で確認でき、時間を大幅に節約でき、業務の効率が格段に向上します。
ぜひ試してみてください!
おまけ(Copilot Chatによる要約)
OutlookのCopilotは、AIを活用してメール管理や会議の準備をサポートし、生産性を向上させるツールです。
会議前に関連情報をまとめ、効率的な準備を支援します。
利用シーンとしてはプロジェクト管理や会議のフォローアップがあり、時間の節約と情報の一元化がメリットです。
注意点としては、共有不足や機能の制限があります。
馬場 遼太郎(日本ビジネスシステムズ株式会社)
Data&AI事業本部に所属しています。Azureを使った生成AIサービスの構築業務に携わっており、最近はCopilotの勉強をしています。
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