Power AutomateやPower AppsなどでDataverseのテーブルを使用する機会があると思います。
テーブルを使用する際は、レコードのGUIDを指定する場面が出てきます。
Dataverseではテーブル画面でGUIDを表示することができますが、Microsoft Dataverse for Teams環境のテーブル画面ではGUIDを表示することができません。
そこで、Microsoft Dataverse for Teams環境において、テーブルのGUIDを確認する方法についてご紹介します。
GUIDの確認方法
GUIDはPower Appsのアプリ上で確認することができます。
- Microsoft Dataverse for Teams環境でPower Appsのアプリを作成し、アプリの編集画面を開きます。
- アプリにGUIDを確認したいテーブルを追加します。
- アプリに「データテーブル」コントロールを追加し、データソースの選択で手順2で追加したテーブルを選択します。
- データテーブルを選択し、プロパティウィンドウ内のフィールドからテーブル名と同じ名前のフィールドを追加します。
- テーブル名と同じ名前の列がデータテーブルに追加され、各レコードのGUIDを確認することができます。
GUIDの確認手順は以上です。
Power AutomateやPower AppsでGUIDを使用する方法
実際にアプリやフローでGUIDを使用する際の指定方法について記載します。
Power Automateでの指定方法
Dataverseコネクタの「行が追加、変更、または削除された場合」トリガーを指定すると、以降のアクションで該当レコードの情報を使用することができます。
後続アクションで動的なコンテンツを表示すると、テーブル名と同じ名前の動的コンテンツがあります。このコンテンツがGUIDとなります。
Power Appsでの指定方法
データテーブル上で選択されたレコードのGUIDを取得する場合は、下記の式で取得できます。
データテーブルコントロール名.Selected.テーブル名
実際の例です。
DataTable1.Selected.SampleTable
まとめ
今回はMicrosoft Dataverse for Teams環境におけるテーブルのGUIDを確認する方法についてご紹介しました。
テーブル画面でGUIDを表示することはできませんが、Power AppsやPower Automate等でGUIDを使用できるため、ぜひ活用してみてください。