AzureのWindows仮想マシンでMicrosoft Entra Connectをインストールする際にEntra IDへの接続で起こるエラーへの対処~その2~

こんにちは、前回はDNSサーバーの設定について何を確認したのか記載しました。

今回は1 に引き続き、不備に対して何を行ったのかを記載できればと思います。

どんなエラーだったのか

どんなエラーだったのかについては、1 の方で記載しておりますで、以下リンクをご覧ください!

blog.jbs.co.jp

確認したことその2:IEのセキュリティ強化の構成

サーバーマネージャーを開くと、「ローカルサーバー」の欄に「IEのセキュリティ強化の構成」という項目があります。

過去事例として、この設定が原因でMicrosoft Entra Connectのエラーが出たことがありますので、切り分けの一つとしてオフにしてみました。

残念ながら、今回はこの設定変更では改善しませんでした。

確認したことその3:パブリックDNSサーバーを設定する

参照するDNSサーバーにとしてパブリックDNSサーバーを設定し、対処が可能かどうかを切り分けました。

今回は、Googleが公開しているパブリックDNSサーバーであるGoogle Public DNSを利用しました。

優先するDNSサーバーは自身で構築したDNSサーバーとし、代替DNSサーバーとしてGoogle Public DNSとして公開されているIPアドレスのうち「8.8.8.8」を設定しました。

設定箇所は以下の順です。

※ 通常、Azure仮想マシンでOS上で直接DNSを変更する事は推奨されていませんが、今回は一時的な切り分けとしてこの方法を使用しました。

[Windowsスタートボタン]>[コントロールパネル]>[ネットワークとインターネット]>[ネットワークと共有センター]>[アダプターの設定の変更]>[Ethenetを右クリック]>[プロパティ]>[Internet Protocol Version4 (TCP/IPv4) をダブルクリック]>[次のDNSサーバーのアドレスを使うを選択]

以下画像のように入力し、[OK]をクリックすると自動的にサーバーとの接続が切れます。再起動して、IPアドレスが設定されていれば完了です。

結論

今回は、Google Public DNSを設定する事で、通信速度が改善し、結果的にMECのインストールを完了する事が出来ました。

まとめ

1 と 2 の2つにわけて確認した箇所を紹介しました。ほかにも確認すべき箇所はいろいろあるかと思いますが、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

執筆担当者プロフィール
岡村 陸

岡村 陸(日本ビジネスシステムズ株式会社)

MW2部2Gの岡村陸です。SharePoint Onlineを扱うことが多いです。趣味は麻雀とバスケットボールです。よろしくお願いいたします。

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