【Microsoft×生成AI連載】【やってみた】Microsoft EdgeのDevToolsでCopilot機能を使ってみた

【Microsoft×生成AI連載】シリーズの記事です。

本記事では、Microsoft EdgeのDevToolsでCopilotを使ってみて、その機能を紹介します。

これまでの連載

これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。

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Microsoft Edge DevTools

Microsoft Edge DevToolsとは

DevTools はブラウザーでレンダリングされた Web ページの横に表示され、Web ページと Web アプリを検査およびデバッグしたり、ソースファイルを編集したり、Web サイトプロジェクトを作成したりすることができる、一連の Web 開発ツールです。

DevTools では、次の操作を実行できます。

  • Web ページ内の要素のスタイルを検査、調整、変更します。 ブラウザーに格納されているコンテンツの場所を調べて、 .html、 .css、 .js、 .png ファイル形式など、Web ページを構築します。
  • さまざまなデバイスで Web サイトがどのように動作するかをエミュレートし、モバイル環境をシミュレートします。
  • ネットワーク トラフィックを検査し、問題の場所を確認します。
  • ブレークポイントのデバッグとライブコンソールを使用して、JavaScript をデバッグします。 Web アプリに関するメモリの問題とレンダリングの問題を見つけます。
  • 製品のアクセシビリティ、パフォーマンス、互換性、およびセキュリティの問題を見つけ、DevTools を使用して解決します。
  • 開発環境を使用して、DevToolsの変更をファイルシステムとWeb から同期します。

詳細は以下の引用元サイトを参照してください。

DevTools の概要 - Microsoft Edge Developer documentation | Microsoft Learn

Microsoft Edge DevTools使用方法

Microsoft Edgeを開き、キーボードの「F12」を押すと、DevToolsを開く事ができます。

Microsoft Edge DevToolsで使えるCopilot

Microsoft Edge DevToolsでCopilotを使用する方法

Microsoft Edge DevToolsでCopilotを使用するためには、EdgeでCopilot機能を有効にする必要があります。

  1. Microsoft Edgeにサインインします。
  2. ブラウザーツールバーの右にCopilotアイコンが表示されていることを確認します
  3. Copilot アイコンが表示されない場合は、Microsoft Edge で「…」-「設定」-「サイドバー」-「Copilot」を選択し、「コピロットの表示」トグルをオンにします

ただし、InPrivateモードのDevToolsではCopilotを使用することができません。

左:一般 / 右:InPrivate

DevToolsのコンソールでエラー/警告メッセージの説明

DevToolsでCopilotを使用する方法は簡単です。

  1. F12を押して、DevToolsを開きます。
  2. 「コンソール」アイコンをクリックし、エラー/警告メッセージを確認します。
  3. 各メッセージの右にあるCopilotボタンをクリックします。
  4. Copilotが自動的にエラー/警告メッセージを貼り付けて、検索します。
  5. Copilotがエラー/警告の内容、原因、影響、解決方法について説明してくれます。
  6. もちろん、Copilotに続けて質問を行い、詳しい内容について調査することも可能です。

  7. 「ブロックされたリクエストを解除する方法は…」を選んだ場合の回答例です。

まとめ

本記事では、Microsoft Edgeのサイドバーなどから利用する通常のCopilot機能ではなく、DevTools機能でCopilotを使う方法について紹介しました。

一般の方はあまり利用する機会がないかもしれませんが、ウェブ関連の開発者の方にはは有用な機能だと思いますので、ぜひ利用してみてください。

執筆担当者プロフィール
Lee Byungju

Lee Byungju(日本ビジネスシステムズ株式会社)

Microsoft Azure関係の開発, Power Platformが担当領域。

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