はじめてのSnowflake 【環境構築編】

現代では、データの活用がますます重要になってきています。そのため、たくさんのデータをうまく管理したり分析したりすることは、どんな企業にとっても欠かせない課題です。

そんな中、「Snowflake」というツールが注目を集めています。これは、これまでのデータウェアハウスの考え方を一歩進めた、革新的なツールになっています。

Snowflakeとは

SnowflakeはSaaS(Software as a Service)型のデータウェアハウスとして登場しました。しかし、その機能と提供する価値は、従来のデータウェアハウスの枠組みを大きく超えています。

現在、Snowflakeは自らを「データクラウド」と称しており、これは従来のデータウェアハウス(DWH)製品とは一線を画す、新しい概念のサービスとして位置づけられています。

Snowflakeの強み

Snowflakeの最大の強みは、その独特なアーキテクチャにあります。従来のデータウェアハウスが抱えていた多くの課題を、独自の設計で解決しています。

Snowflakeのアーキテクチャは、以下の3つの層が完全に分離独立している点が最大の特徴です

  • データを保管する「ストレージ層」
  • クエリ処理を実行する「コンピュート層(仮想ウェアハウス)」
  • 全体のアクティビティを調整する「クラウドサービス層」

この3層が完全に分離独立していることで、Snowflakeはストレージとコンピュートを個別にスケールできるため、コスト効率を最大化し、同時に並列処理能力と高い可用性を提供します。

出典:https://docs.snowflake.com/ja/user-guide/intro-key-concepts

無料トライアル環境のセットアップ手順

Snowflakeには、誰でも気軽に始められる無料トライアルが用意されています。
このトライアルでは30日間で400ドル相当のクレジットが無料で付与されるため、多くの機能を試すことが可能です。

もし期間が終了してしまっても、再度登録することで、また30日間無料で利用を開始できます。

トライアルの再登録に回数制限はないため、納得いくまで機能を検証できるのがうれしいポイントです。(*2025/7/23時点)

**なお、旧環境は継続利用できず、新環境が用意される形となります**

以下URLから無料トライアルのセットアップができます。
Snowflake Trial

STEP1:基本情報の入力

下の画像赤枠へご自身の情報を入力してください。

入力が完了した「次へ進む」を選択します。

入力項目 入力内容
ご自身 太郎
ご自身 山田
仕事用メール ご自身 t.yamada@example.com
電話番号 ご自身 XXX-XXXX-XXXX
サインアップの理由 プルダウンより選択 個人学習と開発

STEP2:Edition、クラウドプロバイダー、リージョンの選択

「会社名」、「ジョブタイトル」を入力後、「Snowflake Edition」と「クラウドプロバイダー」、「リージョン」の選択をします。

「Snowflake Edition」と「クラウドプロバイダー」、「リージョン」については以降簡単に解説します。

「Snowflake Edition」について

「Snowflake Edition」は以下3種類あります。

  • スタンダード
    • 小規模なデータ分析や、Snowflakeの基本的な機能を試したい場合に適しています。
  • Enterprise
    • スタンダードのすべての機能に加え、大規模な企業や組織のニーズに対応するための追加機能が提供されます。
  • ビジネスクリティカル
    • Enterprise Editionのすべての機能に加え、高レベルのセキュリティ、コンプライアンス、および災害復旧機能を提供するエディションです。

ご自身の要件に合わせて選択してください。

特に要件がなければ「Enterprise Edition」が機能とサービスのバランスが良く、推奨されます

「クラウドプロバイダー」と「リージョン」の選択

「Azure」、「AWS」、「GCP」のいずれかを選択します

※ Snowflakeは選択したクラウドプロバイダーのインフラ上で動作しますが、ユーザーがクラウドプロバイダーから直接課金されることはありません 。ご自身の環境に合わせて選択してください。

本稿ではクラウドプロバイダーに「Azure」、リージョンには「Japan East(Tokyo)」を選択しています。必要事項の入力が完了したら「同意」にチェックを入れて「はじめる」を選択しましょう。

入力項目 入力内容
会社名 ご自身の所属会社 日本ビジネスシステムズ
ジョブタイトル 職種 データエンジニア
Edition プルダウンより選択 Enterprise
クラウドプロバイダー いずれかチェック Azure
リージョン プルダウンより選択 Japan East
任意の入力項目

以下入力項目も表示されます。必須ではないですが、該当項目がある場合は入力しましょう。

   

STEP3:アクティベーションメールの確認

アカウント設定が完了した旨のメッセージが表示されます

同時に、入力したメールアドレスにSnowflakeからアクティベーションメールが送信されますので、メールボックスを確認してください。

アクティベーションメール内に記載されているリンクをクリックします 。このリンクをクリックすることで、アカウントが有効化されます。

STEP4:ユーザー名とパスワードの設定

アクティベーションリンクをクリックすると、Snowflakeで利用するユーザー名とパスワードを決定する画面が表示されます

※ これらの認証情報は、今後Snowflakeにログインする際に必要となりますので、安全に保管してください。

STEP5:アカウント登録完了

これで、Snowflake無料トライアルアカウントの登録は完了です 。設定した認証情報でログインし、Snowflakeのデータクラウド環境を体験することができます。

おわりに

本記事では、Snowflakeをまだ使ったことがない方に向けて、概要と無料トライアル環境のセットアップ方法を解説しました。

今後、Snowflakeを実際に使ってみた内容を投稿する予定です。

なお、Snowflakeには以下無料のチュートリアルが用意されています。是非、チュートリアルを活用して学習してみてください。

Snowflakeチュートリアル | Snowflake Documentation

執筆担当者プロフィール
嘉納 智之

嘉納 智之(日本ビジネスシステムズ株式会社)

Data&AI事業本部 Dataソリューション1グループ所属。 Microsoft 365サービスの運用保守を担当してきました。現在はData×AI関連を勉強中。 趣味はゴルフです。

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