本記事ではAzure DevOpsの重要なイベント通知をMicrosoft Teamsで受け取る方法を記載します。
- この記事でわかること
- Azure DevOpsのイベント通知を受け取る方法
通知の重要性
Azure DevOpsでビルドやリリースを実施する場合、基本的には注意深く実施しているかと思いますので、問題が発生する事は少ないかと思います。
しかしながら何か予期せぬ失敗が発生した場合、迅速に対応を行うことが求められます。
通常、Azure DevOpsでビルドやリリースに失敗した場合は、メールで通知を受け取ることが出来ますが、Azure DevOpsの他サービスへの連携機能を使用すると、例えばMicrosoft Teamsでもプルリクエストやビルド完了通知を受け取ることができます。
この通知機能を利用して、リリースが失敗した場合などは、メールでの通知のみではなくチャットでの確認ができるように、設定しておくのが良いかと思います。
通知設定手順
まずはMicrosoft TeamsとAzure DevOpsを連携します。
まず、チームのチャネルを右クリックをして、コネクタを選択してください。
※コネクタが表示されない場合は、チームに対する権限が不足していますので、アカウントに付与されている権限のご確認をお願いいたします。
選択すると以下画像のように各種サービスの項目が表示されますので、Azure DevOpの項目で「構成」を押下してください。
※Microsoft TeamsにAzure DevOpsコネクタを設定するのが初めての場合は、画像の「構成」の部分が「追加」になっていると思います。その場合は、「追加」を行った後「構成」を押下していただければ問題ありません。
Microsoftのサインイン画面になりましたら、接続したいAzure DevOpsのアカウントでサインインを行います。
正常にサインインが完了すると、以下の画面となります。
下記のように設定します。
- プロジェクト・チーム
- 通知のトリガーとしたいプロジェクトとチームを選択します。
- イベントの種類
- ビルドの完了やリリース定義など任意で通知されるトリガーを選択することができます。
例えば、ビルド完了通知とした場合の通知設定は以下になります。
このように設定したトリガーに応じて設定を行うことができます。設定が完了したら下部の「保存」を押下してください。
保存を押下すると以下画像上部のような投稿が実施されます。実際にビルドを行った場合は画像下部のように通知が実施されます。
※こちらはビルドが成功した場合の通知となります。
以上で、通知の設定は完了です。
おわりに
チームに対して権限が足りない場合、右クリックしてもコネクタは表示されないため、通知が出来ません。
また、関連するメンバーが増えてくるとエラーが発生した場合の対応が煩雑になるため、全員に通知を行う事は避けた方が良い場合もあります。
通知用のグループを用意するなどすると、エラーが発生した場合の担当者も明確にできますので、設定が可能な場合には検討いただけますと幸いです。