SharePoint リストや Microsoft Listsではデータをリスト形式で格納できます。
これらのデータをエクスポートする時これまでもCSVファイル形式でエクスポートする事はできましたが、エクスポートしたCSVファイルを使ってインポートを行うことはできませんでした。
今回、新たにCSVからリストへインポートする機能が追加されました!
SharePoint リストをCSVへからインポートする機能について
SharePoint リストにてCSVからリストを作成する機能が追加されます。 この機能を利用することによってCSVファイルからリストを作成することができます。
CSVからリストを作成する方法
CSVからリストを作成する際は作成画面でCSVを選択します。
CSVからインポートする際各列の形式を指定することができます
このようにしてCSVからリストを作成することができます。
CSVからインポートする機能がなかったため、ここまでできるだけで画期的な気がします!
CSVから取り込まれたリストについて
UserPrincipalNameデータは、自動的にユーザー列として取り込まれました
中のデータを見てユーザー列かどうかを自動で判断している様子です
スキーマ付きCSVとしてエクスポートする方法
今回新たにCSVへエクスポートする機能に「スキーマを含むCSVにエクスポート」が追加されました
ここで、先ほどインポートしたリストをエクスポートすると、各列の情報がどのような形式か記載するような情報が載っていることを確認できました。
ListShema=
から始まり中のデータは以下のようなJSON形式のデータです
{ "schemaXmlList": [ "<Field ID=\"{fa564e0f-0c70-4ab9-b863-0177e6ddd247}\" Type=\"Text\" Name=\"Title\" DisplayName=\"Report Refresh Date\" Required=\"FALSE\" SourceID=\"http://schemas.microsoft.com/sharepoint/v3\" StaticName=\"Title\" FromBaseType=\"TRUE\" MaxLength=\"255\" />", "<Field ID=\"{acf7ac50-d986-441c-a1c6-1e65dcabdc12}\" DisplayName=\"User Principal Name\" Name=\"field_1\" StaticName=\"field_1\" Type=\"UserMulti\" Mult=\"TRUE\" />", "<Field ID=\"{e08389ff-a8ac-4e6b-9b6d-9ff419b4d7de}\" DisplayName=\"Display Name\" Name=\"field_2\" StaticName=\"field_2\" Type=\"Text\" />", "<Field ID=\"{9874d2d3-0e79-42d9-8104-b7a86f4e1e41}\" DisplayName=\"Product Type\" Name=\"field_3\" StaticName=\"field_3\" Type=\"Text\" />", "<Field ID=\"{701e3ef0-8cf4-469d-833a-73aae8296254}\" DisplayName=\"Last Activated Date\" Name=\"field_4\" StaticName=\"field_4\" Type=\"Text\" />", "<Field ID=\"{36bbf304-f906-4690-8eea-1a39cfd2409c}\" DisplayName=\"Windows\" Name=\"field_5\" StaticName=\"field_5\" Type=\"Number\" />", "<Field ID=\"{924d3f25-8984-4a2c-9e8e-fac790f66cf3}\" DisplayName=\"Mac\" Name=\"field_6\" StaticName=\"field_6\" Type=\"Number\" />", "<Field ID=\"{a312b78f-3adb-44f5-93d6-3d01a7e10eca}\" DisplayName=\"Windows 10 Mobile\" Name=\"field_7\" StaticName=\"field_7\" Type=\"Number\" />", "<Field ID=\"{5d2d6184-1025-4bdb-99b8-9b0cbb7a481a}\" DisplayName=\"iOS\" Name=\"field_8\" StaticName=\"field_8\" Type=\"Number\" />", "<Field ID=\"{1c96c971-5512-4792-9529-62b6c2125a53}\" DisplayName=\"Android\" Name=\"field_9\" StaticName=\"field_9\" Type=\"Number\" />", "<Field ID=\"{5cdf706c-8f34-401e-b3ec-0ebfeef83bd9}\" DisplayName=\"Activated On Shared Computer\" Name=\"field_10\" StaticName=\"field_10\" Type=\"Boolean\" />" ] }
※見やすさのために改行しております
上記のような列に関する情報が先頭行に入りその次の行が列名となっています。 列の情報、列名の2つの情報をもって "スキーマを含む” CSV と称している様子です。
この情報をもとに先ほどと同様にインポートを行うこともできます。
まとめ
SharePointリストや Microsoft Lists にてデータをインポートする方法としてCSVが利用できるようになりました。
既存のリストをエクスポートする際も、後でインポートできるようにスキーマ付きを選択できるようになり、より便利に感じる場面が増えたかと思います。
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