Power AppsにはPDF ViewerというPDFを表示させるためのコントロールがあります。
名前の通り、通常はPDFを表示させるために利用するのですが、実はPDF以外のファイルも表示が可能です。
本記事では、PDF Viewerを使ってPDF以外のファイルを閲覧する方法についてご紹介します。
準備
予め、SharePointにWord,Excel,PowerPointの各ファイルを準備します。
PDF Viewerと垂直ギャラリーを追加する
PDF Viewerを追加する方法をご説明します。
「挿入」タブから、メディアの「PDFビューアー(試験段階)」をクリックし、挿入します。
次に、同じく「挿入」タブから「垂直ギャラリー」を追加します。
下記のように、スクリーンに「PDF Viewer」と「垂直ギャラリー」が追加されます。
「垂直ギャラリー」のデータソースに準備したSharePointにフォルダを紐づけます。
SharePointに保存したファイルが見えやすいよう、「ThisItem.拡張子付きのファイル名」を記入し、ファイル名を表示させます。
Word,Excel,PowerPointファイルをPDFに変換する
PDF Viewerを使用して、Word,Excel,PowerPointを閲覧できるようにする必要があります。
Documentプロパティで下記のように記載することで、元のファイルをPDF化することなく、Power Appsの内部処理でPDFに変換をしてくれます
Documentプロパティで下記を記載します。
Substitute(ギャラリー名.Selected.サムネイル.Large,"/thumbnail","/pdf")
「垂直ギャラリー」から閲覧したいファイルをクリックし、PDF Viewerで閲覧出来たら完了です。
最後に
以上、PDF ViewerでExcel/Word/PowerPointファイルを表示させる方法のご紹介でした
今後もPower Platformに関して、いくつかご紹介できればと思います。