Microsoft 365 の導入スコアがデフォルトONになります

Microsoft 365は機能が多すぎて活用しきれない！自社は果たして活用しているのか？

この指標となるような機能がMicrosoft 365 にリリースされます。

導入スコアは、Microsoft 365管理センターに存在する、Microsoft 365の各サービスと機能の利用度を測定しするための機能です。

この導入スコアのデフォルト設定は無効でしたが、2023年6月頃より有効に変更されます。よって、現在明示的に設定を行っていない環境では導入スコアが有効化されます。

テナントのMicrosoft 365機能の利用状況を製品毎に分析することが可能となります。これにより、どの機能が最も活用されているか、またはどの機能がまだ十分に活用されていないかを理解することができます。

現時点ではMicrosoft Teamsの機能がを中心にレポートが構成されているようです。

オンライン会議やOffice ファイルの共同編集を行っている場合はスコアが上がります。スコアが高ければツールの使い方に関しては生産性が高いと言えるでしょう。

デメリットは特にありません。

強いて言うなら、グローバル管理者権限さえあれば各機能の利用状況が見れてしまうため、それを避けたい場合は管理者権限の棚卸、あるいはMicrosoft 365 導入スコアを明示的に無効化する必要があります。

スコアを上げる事自体にメリットはないので、目安として利用するのが良いでしょう。

ベンチマークとして、同程度の規模の企業の平均値が表示されるのでそれを超える事を目標にするのも良いですし、半年間で5ポイント上がるようにMicrosoft 365の新機能をユーザーに教育する、といった目標にしても良いでしょう。

あるいは、Microsoft 365の展開に時間がかかっている場合、展開後にこの機能を利用するのもよいでしょう。