Azure Machine Learningで作成したファイルをローカル環境に一括保存する

概要

Azure Machine LearningのNotebookはファイルの一括ダウンロードに対応していません。
右クリックで1ファイルずつダウンロードすることもできますが、本記事では一括してファイルをダウンロードする方法を紹介します。

やりたいこと

Notebooks機能ではフォルダを対象に一括してのダウンロードを行うことができません。

個別のファイルに対してはダウンロードすることができます。

一括してファイルをダウンロードする方法はいくつかありますが、今回はAzure Storage Explolerを使用した方法を紹介します。

前準備

以下のツールをローカル環境にインストールしてください。 azure.microsoft.com

作業手順

Notebooks上にファイルが配置されていることが確認します。
今回は例としてユーザー「ynishino」フォルダ内に3つのフォルダを配置しています。

AMLワークスペース上のフォルダパス

Azure Machine Learningワークスペース作成時に作成したマネージドなストレージアカウントを開きます。
ファイル共有を開き、「code-XXXX」のフォルダを展開します。

ファイルを展開していくと、内部にNotebooksで作成したフォルダが確認できます。

この画面からファイルを保存することはできないため、あらかじめダウンロードしておいたAzure Storage Explorerを使用します。

Storage Explorerからストレージアカウントまたはサービスを選択します。

Shared Access Signatureを選択。

ファイル共有のSASURLは以下の手順で取得します。

Azureポータルのストレージアカウントの画面に戻って、セキュリティとネットワーク-Shared Access Signatureを選択。
作成したFile サービスの SAS URLをコピーして使用します。

表示されたフォルダを右クリック→ダウンロードを選択することで、フォルダを対象に一括してローカル環境へのファイル保存ができます。

おわりに

本記事ではAzure Machine LearningワークスペースのNotebooks機能上で作成したファイルを、一括で保存する方法について紹介しました。
Azure Machine Learningを使用している方のお役に立てれば幸いです。

執筆担当者プロフィール
西野 佑基

西野 佑基(日本ビジネスシステムズ株式会社)

機械学習系ソリューション開発、業務Webアプリ開発、開発環境自動化などを担当。

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