Microsoft Viva Insightsで、Meetingの除外ルールを設定する

Microsoft Viva Insightsを使い始めて1年くらいの技術者です。

ここでは、私がMicrosoft Viva Insightsのクエリを作成方法する上で疑問に思ったことや参考になった事を備忘録という形で書いています。

 

今回のテーマは「Meetingの除外ルールを設定する」です。

セットアップの時に除外ルールを設定していますが、「長時間会議は除外して抽出したい」「『休暇』のような特定ワードを含む件名を除外して抽出したい」など分析の目的別にルールを変更したい場合などあれば別途設定します。

除外ルールを見直す際やセットアップ時にも役立つと思います。

 

作成画面を開く

1. Workplace Analytics - Home (office.com)https://workplaceanalytics.office.com/en-us/Home>サイトからQuery designer画面を開く(左メニューから「Analyst settings」を選択)

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2. 上部にあるタブから『Meeting exclusion』を選択します。

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3. 右下にある『Add exclusion』をクリックします。f:id:jbs_ksakanushi:20220317140230p:plain

 

4. 除外ルールのタイプとネーミングを決めます。入力が終わったら『Next』をクリックします。

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Exclusion type : Meetingの除外ルール設定なので「Meeting exclusion」を選択します。

Name your exclusion : 除外ルールのネーミングを任意で決めます。

 

除外条件を設定する

5. 「キャンセル済の会議を除外する」かどうかを、ここで選びます。左下の「Use this exclusion」にチェックが入っている場合は、「キャンセル済の会議を除外する」設定が反映されます。設定が終わったら『Next』をクリックします。

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6.  ここでは、1人会議の除外設定をします。Outlookの予定表に午後半休やフォーカス時間など自身の予定をいれていると思いますが、そのような「1人だけのスケジュール」を除外したい場合は、この設定を有効化します。左下の「Use this exclusion」にチェックをオンオフすることで、反映させるか選択ができます。

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7. 「Identify exceptions」は会議のを使用して、「1人会議」の除外ルールに例外を設定する事ができます。例外の設定方法はWordクラウドによるトピック設定と検索ボックスによる設定の2通りがあります。

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<Wordクラウドによる除外指定方法>

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<検索ボックスによる除外設定>

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<設定が反映されているか確認>

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8. ここでは、会議参加人数の除外設定をします。取得する会議人数に上限を設ける場合は設定します。スキップする場合は、左下の「Use this exclusion」のチェックを外し『Next』をクリックします。

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※Microsoftの説明では、250より大きい数字を設定すると問題が発生するようです。

docs.microsoft.com問題解決までは250より小さい数字を入れる必要がありそうです。

 

9. Identify exceptionsで大人数会議の除外に反映させる例外を指定します。方法は「1人会議」のIdentify exceptionsと同じです。設定が終わったら、「Use this exclusion」のチェックボックスを選択し、『Next』をクリックして次の設定に進みます。

 

10. ここでは、長時間会議の除外設定をします。デフォルトは「8時間以上の会議は除外する」設定になっています。

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11. Identify exceptionsで長時間会議の除外に反映させる例外を指定します。方法は「1人会議」のIdentify exceptionsと同じです。設定が終わったら、「Use this exclusion」のチェックボックスを選択し、『Next』をクリックして次の設定に進みます。

 

12. ここでは、トピック別に会議を除外します。会議の件名で除外したい場合はここで除外設定します。デフォルトで英語表記の除外ワードが入っていますが、不必要なら日本語表記に直したり削除したりします。設定が終わったら、「Use this exclusion」のチェックボックスを選択し、『Next』をクリックして次の設定に進みます。

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13. 設定確認画面が表示されるので、問題が無ければ『Publish』をクリックします。

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14. 「Analyst settings」画面に戻るので、反映されていれば成功です。

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執筆担当者プロフィール
酒主 健吾

酒主 健吾(日本ビジネスシステムズ株式会社)

エキスパート職として在籍。Viva Insghtsを活用したオンボーディング分析を担当。

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