オンライン会議やプレゼンテーションを行う際、思わぬトラブルに悩まされた経験はありませんか?
私も実際に、自分の使用環境でいくつかの問題に直面しました。
例えば、右手を使用し背景画像の文字を説明する際、ミラーリング機能が有効になっていなかったため、手の位置が左右逆になりスムーズな説明が出来ませんでした。
また、カスタム背景画像を使用した際、推奨比率の16:9を知らずに4:3の画像を使用したため、見切れや不自然な映り方に悩まされた事もありました。
これらのトラブルは、事前に設定や情報をしっかり確認していなかったことが原因です。
そこで、本記事では、私が体験した具体的な問題とその解決策を共有し、同じようなトラブルを避けるためのポイントを解説します。
ミラーリング機能
カメラ機能の一つであるミラーリングについて解説します。ミラーリング機能は、発表者が自身の表示を左右反転(鏡写し)にさせることができ、より円滑な説明、違和感のない表示を実現にさせます。
発表者のミラーリング機能による、設定変更は閲覧者に影響はなく常に投影されるカメラ映像は同様となるため、あくまでも発表者自身の使用感のみとなります。
検証結果の表と実際の見え方については、以下となります。
| 発表者の機能設定 | 発表者の視点 | 閲覧者の視点 | 備考 |
| ミラーリングON | 自身の映像が左右反転(鏡写し)で表示される | 問題なく表示される | 自然な動きや自己確認ができる |
| ミラーリングOFF | 自身の映像は左右反転して表示される | 問題なく表示される | 動作の自己調整が難しくなる可能性がある |
ミラーリング機能の設定変更については以下の通りです。
- 「カメラ」項目のドロップダウンメニューをクリック
- 「その他のビデオの効果と設定」> 「設定」をクリック
- 「マイビデオをミラーリングする」項目の設定値を変更
カスタム背景画像の比率について
Microsoftのサイトによると、カスタム背景画像の推奨比率は「16×9」(1920×1080以上)と記載されています。
推奨比率と差異がある「4:3」の画像を使用した場合の検証結果です。
下記の様な4:3のカスタム画像を用意しました。

この画像を、Teamsのカスタム背景として設定しました。

元画像の上部・下部が見切れ、赤枠内のみが表示されてしまった事が確認できました。

おわりに
これらの経験から、会議やプレゼンテーションの前に設定や環境についてしっかり確認を行い、最適化させるということの重要性が分かりました。
カスタム背景画像は推奨比率の16:9を選択し、ミラーリングは必要に応じてオン・オフを切り替えることで、見栄えと操作性の両方を向上させることができます。
皆さんも事前の準備をしっかりと行い、効果的なオンラインコミュニケーションを実現させてください。実際に私が経験したトラブルと、その解決策が少しでも皆様の役に立てば幸いです。
宮瀬 駿斗(日本ビジネスシステムズ株式会社)
Microsoft 365システム関連を担当しています。料理・お菓子を作ることが好きでよく作ります。 その他の趣味は、謎解き・ゲーム・読書・筋トレなどです。
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