【Microsoft×生成AI連載】【やってみた】Cowork(Frontier)でPowerPointの資料を作成してみた

【Microsoft×生成AI連載】久保田です。

今回は Cowork(Frontier)を活用し、入力ファイルと簡単な指示を与えてPowerPointの資料を作成してみました。

※この記事の情報は2026/4/27時点のものです。

Microsoft 365 Copilotや生成AIに興味がある方など、様々な方に読んでいただきたい記事となっておりますので、是非ご覧ください。

これまでの連載

これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。

blog.jbs.co.jp

Cowork(Frontier)の概要

Cowork(Frontier)は、Microsoft 365 Copilotや生成AIを業務でより実践的に活用するための業務支援プラットフォームです。

入力ファイルと簡単な指示を与えるだけで、PowerPointの資料や文書案を自動生成でき、資料作成や情報整理の工数を大幅に削減できます。また、Microsoft365環境との親和性が高く、社内データ活用やガバナンスを意識した運用が可能です。

利用にあたってはMicrosoft 365 Copilotライセンスが必要です。

現在、この機能はFrontierプログラムを通じてプレビュー提供されています。

※管理者によって機能の利用が制限されている場合があります。

learn.microsoft.com

Cowork(Frontier)を利用してみた

Coworkを開く

Microsoft 365 Copilot(https://m365.cloud.microsoft)を開き、「すべてのエージェント」をクリックし、「Cowork」と検索し、「Cowork(Frontier)」をクリックします。

Cowork(Frontier)を検索する画面です。

「Cowork(Frontier)」が表示さたら、「追加」または「開く」をクリックします

※一番最初に利用する際は「追加」、それ以降は下図のように「開く」と表示されます

Cowork(Frontier)を追加する画面です。

Coworkを利用する

Cowork(Frontier)に対する指示内容および入力ファイルを指定して実行します。

今回は、Microsoft365管理センターから取得したCopilot Studioエージェントの利用状況レポート(CSV ファイル)を Cowork(Frontier)の入力ファイルとして使用し、利用状況の分析および分析結果をPowerPointの資料として出力するよう指示します。

※入力ファイルは Cowork(Frontier)へ直接アップロードする方法に加え、OneDrive/SharePointのリンクを指定することも可能です。

なお、リンク指定の方が処理が途中で停止しにくく、安定して実行できるケースが多いです。

Cowork(Frontier)に指示する画面です。

入力ファイルを取得→利用状況を分析→プレゼン資料作成の順番で処理されています。現在どの処理を実施しているのかも画面上で確認することができます。

Cowork(Frontier)の処理中の画面です。

処理が完了すると、出力フォルダにPowerPointファイルが作成されます。「ダウンロード」をクリックすると、出力ファイルをダウンロードできます。Cowork(Frontier)に依頼するタスク内容にもよりますが、今回は実行開始から資料作成完了までおよそ10分程度でした。

Cowork(Frontire)の処理完了画面です。

Cowork(Frontier)で作成されたPowerPointを実際に確認してみると、全体の利用状況を俯瞰できるサマリーだけでなく、作成者の内訳や、利用頻度の高いエージェントのランキング、さらに利用パターンの傾向までが分かりやすく整理されていました。分析結果がそのままPowerPoint資料としてまとまっているため、内容を確認するだけで現状把握ができ、レポート作成や共有の手間を大きく削減できそうだと感じました。

作成されたPowerPointのスライド画面です。

利用シーンとメリット

利用シーン

Cowork(Frontier)は以下の利用シーンで活用することができます。

  • レポート作成
    • 指示を入力するだけでレポート資料などを作成することが可能。
  • 会議調整・業務連絡の自動化
    • 会議目的や参加者リストを基に会議案内メールの作成・送信や会議後のフォローメール送信が可能。

メリット

Cowork(Frontier)を利用する最大のメリットは、業務全体をまとめて自動化できる点にあります。ExcelやCSV、議事録などのファイルを入力し、日本語で簡単な指示を出すだけで、分析・要約からPowerPoint資料の作成、さらには会議調整やメール送信といった業務アクションまで一気通貫で実行できます。

人は考察や意思決定といった付加価値の高い業務に集中でき、定例業務や繰り返し作業にかかる工数を大幅に削減できます。また、コードを書く必要がなく、非エンジニアでも扱いやすい点も、組織全体で活用しやすい大きな魅力です。

注意点

Cowork(Frontier)はFrontier(プレビュー)機能として提供されているため、実行中に処理が途中で止まったり、想定どおりに動作しないなど、動作が不安定になる場合があります。特に大きなファイルや複雑なタスクを依頼する際は、小さな単位で試したり、OneDrive/SharePointのリンク指定を活用するなど工夫しながら利用するのがおすすめです。

また、Cowork(Frontier)はAIがタスクを実行して資料を自動生成する仕組みのため、作成されたPowerPointや分析結果は必ず人の目で確認することが重要です。数値の解釈や表現のニュアンス、業務要件との整合性は最終的に利用者がチェックし、必要に応じて修正する前提で活用しましょう。

まとめ

本記事では、Cowork(Frontier)を活用し、利用状況レポートの分析からPowerPoint資料の作成までを一連の流れで実施しました。

簡単な指示と入力ファイルを指定するだけで、分析にとどまらず資料作成まで自動で行ってくれる点は、非常に魅力的だと感じています。これまで多くの時間を費やしていた「分析結果を資料に落とし込む作業」も、人間が行うのは最終的な確認と必要最低限の修正のみとなり、大幅な工数削減が期待できます。

現時点ではFrontier機能のため、動作が不安定に感じられる場面もありますが、今後の機能拡張にも期待しつつ、積極的に活用していきたいと思います。

おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)

本記事では、Cowork(Frontier)を活用し、入力ファイルと簡単な指示を与えるだけで、データ分析からPowerPoint資料の作成までを自動化する一連の流れを紹介しました。今回は、Microsoft 365管理センターから取得した Copilot Studioエージェントの利用状況レポート(CSV ファイル)を入力データとし、利用状況の分析および分析結果をPowerPoint 形式で出力する検証を行っています。Cowork(Frontier)は処理の進捗状況を画面上で確認でき、実行開始から資料作成完了までの所要時間は約10分程度でした。生成された資料には、全体の利用状況サマリーに加え、作成者別の内訳や利用頻度の高いエージェントのランキング、利用パターンの傾向などが分かりやすく整理されており、レポート作成や共有にかかる工数を大幅に削減できると感じました。また、Cowork(Frontier)は分析や資料作成にとどまらず、会議調整やメール送信などの業務アクションまで一気通貫で自動化できる点も大きな魅力です。一方で、本機能は Frontier(プレビュー)提供のため、動作が不安定になるケースもあり、生成された資料や分析結果は必ず人の目で確認する前提で活用することが重要です。今後の機能拡張にも期待しつつ、業務効率化に大きく貢献する可能性を感じられる内容となっています。

執筆担当者プロフィール
久保田 有紀

久保田 有紀(日本ビジネスシステムズ株式会社)

CTS事業本部 D&AIPf部 AIS2グループ所属。AzureやMicrosoft 365周りの構築・運用を担当してきました。現在はCopilot、AIサービスの勉強をしています。

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