Microsoft Endpoint Configuration Manager(以下、MECM) は、PCやサーバーなどのエンドポイントを一元管理するためのMicrosoftの製品です。
配布ポイントグループは、複数の配布ポイントをまとめて管理・運用するための機能です。
本記事では、不要になった配布ポイントグループを削除する手順についてご紹介します。
注意点
- 配布ポイントグループを削除しても、グループ内の配布ポイント自体は削除されません
- グループ削除後も、グループに配布されたコンテンツは各配布ポイントに残ります
- そのため、配布ポイントに既に存在するコンテンツは、引き続きクライアントに提供されます
- グループ削除後に新しいグループを作成しても、既存のコンテンツは自動的には移行されません
- 再度新しいグループに対しコンテンツを配布する必要があります
- 配布ポイントグループに関連付けられていたコレクションとの関連も解除されます
- そのため、コレクションに対して新たな配布ポイントグループを再設定する必要があります
配布ポイントグループ削除手順
不要になった配布ポイントグループ自体の削除手順です。
この操作により、配布ポイントグループは削除され利用できなくなります。配布ポイント自体は削除されません。
1.MECMサーバーに管理者アカウントでログインします。
2.スタートから[Configuration Manager コンソール]をクリックします。

3.[管理]-[概要]-[配布ポイントグループ]をクリックします。

4.削除したい配布ポイントグループを右クリックして、[削除]をクリックします。

5.確認ダイアログが表示されたら、[はい]をクリックします。

6.削除対象の配布ポイントグループが、配布ポイントグループ一覧から消えていることを確認します。
【補足】配布ポイントグループから配布ポイントを削除する場合
既存の配布ポイントグループから配布ポイントを削除する手順です。
配布ポイントをグループから削除するだけとなり、配布ポイントグループや配布ポイント自体は削除されません。
1.スタートから[Configuration Manager コンソール]をクリックします。

2.[管理]-[概要]-[配布ポイントグループ]をクリックします。

3.対象の配布ポイントグループを右クリックして、[プロパティ]をクリックします。

4.[メンバー]タブを開き、削除する配布ポイントを選択して[削除]をクリックします。
※削除ボタンを押したタイミングで削除されます。

5.削除対象の配布ポイントがメンバーから消えていることを確認して、[適用]-[OK]をクリックします。

まとめ
今回は、MECMの配布ポイントグループの削除に関する作業についてご紹介しました。
別の記事で配布ポイントグループの追加手順についてもご紹介しておりますので、そちらも併せてご確認いただければと思います。本記事を通してMECM運用の一助になれば幸いです。