【Microsoft×生成AI連載】【Word】 Microsoft WordのCopilotによるコーチング機能を使ってみた

【Microsoft×生成AI連載】シリーズの記事です。

本記事では、Microsoft WordのCopilotで新たに追加されたコーチング機能について紹介します。

これまでの連載

これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。

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WordCopilotの概要

Microsoft WordのCopilotは、AI技術を活用してユーザーの生産性を向上させるツールです。文章作成や編集のサポートを提供し、文法チェック、スタイルの提案、要約の生成などを行います。さらに、データの分析や視覚化も可能で、複雑なタスクを簡単に処理できます。

Copilotは、ユーザーのニーズに応じたパーソナライズされたアシスタンスを提供し、効率的かつ効果的な文書作成をサポートします。

WordCopilotのコーチング機能とは

Copilotのコーチングは、文法やスペルの修正だけでなく、アイデアの明確化、文章の加筆、構成の整備、読者に合ったトーンの提案など、さまざまな面でサポートしてくれます。

どのような変更を加えるかはユーザーが決めることができ、提案は元のコンテンツに直接影響しないため、安心して使うことができます。

コーチング機能を使ってみる

以下の内容のWordファイルを対象に、各文章へのコーチングを試します。

  1. 文法の修正:

    これわ例えの文です。この文は、文法とスペルの誤りを含んでおり、正しく修正することで、読み手にとって理解しやすくなります。 

  2.  

    具体的な例やデータの追加

    プロジェクトは良かったが、いくつかの問題があった。具体的には、スケジュールの遅れや予算の超過が発生しました。これらの問題は、今後のプロジェクト管理において改善が必要です。 

  3. 具体的な行動計画の追加:
    売上を改善する必要があります。チームはもっと頑張るべきです。まず現在のマーケティング戦略を見直し、より効果的な手法を導入することが重要です。また、営業チームに対して追加のトレーニングを提供し、彼らのスキルを向上させることで、全体のパフォーマンスを高めることができます。 
  4. 具体的な背景情報の追加:
    導入部分が短すぎます。導入部分を拡充して、読者にもっと背景情報を提供し、最初から興味を引くようにしましょう。 
  5. 具体的な証拠の追加
    私たちの製品は素晴らしいです。今すぐ購入してください。私たちの製品は、あなたの日常生活を大きく改善する可能性があります。例えば、時間の節約や効率の向上など、多くの利点があります。今すぐ購入して、その違いを実感してください。きっとご満足いただけるはずです! 

文法やスペルの修正

コーチング機能を使用するためには対象の文章を選択し、Copilotアイコンを押下します。

下記の文章を対象としました。

これわ例えの文です。この文は、文法とスペルの誤りを含んでおり、正しく修正することで、読み手にとって理解しやすくなります。 

次に表示される候補から「コーチングを受ける」を選択します。

Copilotによるコーチング結果が表示されます。今回の場合は文法の修正を提案してくれました。

ページを切り替えることで別の視点からのコーチングを見ることもできます。この場合はスペルミスの修正として自然な表現を提案しています。

具体的な改善策の追加

下記の文章を対象としました。

プロジェクトは良かったが、いくつかの問題があった。具体的には、スケジュールの遅れや予算の超過が発生しました。これらの問題は、今後のプロジェクト管理において改善が必要です。 

こちらの文章に対しては問題点を指摘するだけでなく、具体的な改善策を提案することの重要性を強調しています。

具体的な例の追加

下記の文章を対象としました。

売上を改善する必要があります。チームはもっと頑張るべきです。まず現在のマーケティング戦略を見直し、より効果的な手法を導入することが重要です。また、営業チームに対して追加のトレーニングを提供し、彼らのスキルを向上させることで、全体のパフォーマンスを高めることができます。 

導入部分の拡充

下記の文章を対象としました。

導入部分が短すぎます。導入部分を拡充して、読者にもっと背景情報を提供し、最初から興味を引くようにしましょう。 

行動喚起の提案

下記の文章を対象としました。

私たちの製品は素晴らしいです。今すぐ購入してください。私たちの製品は、あなたの日常生活を大きく改善する可能性があります。例えば、時間の節約や効率の向上など、多くの利点があります。今すぐ購入して、その違いを実感してください。きっとご満足いただけるはずです! 

利用シーンとメリット、注意点

利用シーン

  • ビジネス文書の作成:提案書、報告書、メールなどの文書をよりプロフェッショナルに仕上げることができます。
  • 学術論文やレポートの作成:文法やスタイルのチェック、構成の改善などを行うことができます。
  • クリエイティブライティング:小説やエッセイのアイデア出しや構成のサポートをしてくれます。

メリット

  • 効率的な文書作成:文法やスペルの修正、スタイルの提案により、短時間で高品質な文書を作成できます。
  • パーソナライズされたアシスタンス:ユーザーのニーズに応じた具体的な提案が受けられます。
  • 学習効果:コーチングを通じて、自分の文章力を向上させることができます。

注意点

  • 提案の選択:すべての提案が必ずしも適切とは限らないため、自分の判断で選択することが重要です。
  • プライバシー:文書の内容が外部に送信されることがあるため、機密情報を含む文書には注意が必要です。
  • 過信しない:AIの提案に過度に依存せず、自分の意見やスタイルを大切にすることが重要です。

まとめ

Microsoft WordのCopilotに新たに追加されたコーチング機能は、文書作成の効率と品質を大幅に向上させる強力なツールです。文法やスペルの修正、具体的な改善策の提案、読者に合ったトーンの提案など、多岐にわたるサポートを提供します。

文章力向上のための学習にも活用したい機能です!

おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)

本記事ここまでの執筆内容をCopilot Chatに転記し、記事内容の要約をしてもらいました。

WordCopilotの概要
Microsoft WordのCopilotは、AI技術を活用してユーザーの生産性を向上させるツールです。文書作成や編集のサポートを提供し、文法チェック、スタイルの提案、要約の生成、データの分析や視覚化などを行います。ユーザーのニーズに応じたパーソナライズされたアシスタンスを提供し、効率的かつ効果的な文書作成をサポートします。

コーチング機能とは
Copilotのコーチング機能は、文法やスペルの修正だけでなく、アイデアの明確化、文章の加筆、構成の整備、読者に合ったトーンの提案など、さまざまな面でサポートします。ユーザーが変更を決定でき、提案は元のコンテンツに直接影響しないため、安心して使用できます。

コーチング機能の使い方
コーチング機能を使用するには、対象の文章を選択し、Copilotアイコンを押します。「コーチングを受ける」を選択すると、コーチング結果が表示されます。

文法やスペルの修正
文法の修正: 例として、「これわ例えの文です。」を「これは例えの文です。」に修正。
スペルの修正: 「含んでおり」を「含んでいる」に修正することで、より自然な表現に。
具体的な改善策の追加
具体的な改善策の提案: 問題点を指摘するだけでなく、実践的な改善策を提案。例えば、プロジェクト管理の改善策としてスケジュール管理ソフトの導入を提案。
具体的な例の追加
具体例の追加: 提案に具体例を追加することで、読者にとって理解しやすく。例えば、SNS広告の予算を増やす提案。
導入部分の拡充
導入部分の拡充: 読者の興味を引くために背景情報を追加。プロジェクトの概要と目的を紹介し、具体的な問題点と改善策を述べる。
行動喚起の提案
具体的な証拠やデータの追加: 製品の利点を説明する際に具体的なデータを追加。例えば、「使用者の90%が1週間以内に効率が20%向上した」といったデータを追加。
利用シーンとメリット、注意点
利用シーン
ビジネス文書の作成: 提案書、報告書、メールなどの文書をプロフェッショナルに仕上げる。
学術論文やレポートの作成: 文法やスタイルのチェック、構成の改善。
クリエイティブライティング: 小説やエッセイのアイデア出しや構成のサポート。
メリット
効率的な文書作成: 文法やスタイルの提案により、短時間で高品質な文書を作成。
パーソナライズされたアシスタンス: ユーザーのニーズに応じた具体的な提案。
学習効果: コーチングを通じて文章力を向上。
注意点
提案の選択: すべての提案が適切とは限らないため、自分の判断で選択。
プライバシー: 機密情報を含む文書には注意が必要。
過信しない: AIの提案に過度に依存せず、自分の意見やスタイルを大切に。
まとめ
Microsoft WordのCopilotに新たに追加されたコーチング機能は、文書作成の効率と品質を大幅に向上させる強力なツールです。文法やスペルの修正、具体的な改善策の提案、読者に合ったトーンの提案など、多岐にわたるサポートを提供します。文章力向上のための学習にも活用したい機能です!

執筆担当者プロフィール
末永 直也

末永 直也(日本ビジネスシステムズ株式会社)

Data&AI事業本部 AIソリューション1グループ所属。Copilot、Azure AIサービスの勉強をしてします。趣味はドラマ鑑賞、朝の散歩です。

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