Microsoft製品の日々の利用において、Microsoft Lists は リスト形式でデータを格納できる場所です。
さらに これと連携する形で Power Platform を使ってワークフローを作成できるため、データの保存場所として多くの場面で利活用できます。
このMicrosoft Lists アプリにある機能があれば、生産性が飛躍的に向上すると感じていた人もいたかもしれません。そんな願いが叶うアップデートが登場しました。詳細は以下の本文でご確認ください。
動作改善及び機能追加について
Microsoft Lists の動作及び機能追加がアナウンスされました。今回はその内容について紹介します。
※これらの機能は現時点ではリリースされていません
リリース時期はロードマップを参照ください。
動作改善について
Microsoft Lists アプリのパフォーマンス全般の改善が予定されています。
Microsoft Lists: Easier, Better, Faster, Stronger
To kick things off, we’ll share our favorite update: we’ve supercharged Lists in the browser, in the PWA, and inside Teams to load in half the time. Whether you’re driving Lamborghinis or Lists, performance is the ultimate feature. So if you stop reading here, and don’t change a thing about how you work with Lists, you’re still going to enjoy a summer of lightning-fast views, forms, and fields.
翻訳してみると以下のようになります。
ブラウザー、PWA、Teams内のListsのロード時間を半分に短縮しました。 ランボルギーニに乗るにせよ、リストに乗るにせよ、パフォーマンスは究極の機能です。 そのため、ここで読むのをやめても、リストを変更しなくても、光速のビュー、フォーム、フィールドの夏を楽しむことができます。
リストとランボルギーニを比較するなんてなんとも英語の文章らしいですね!
海外のちょっと誇張した表現、日本でもっと増えたらいいのになと思いました。
機能追加について
同ページではパフォーマンス向上だけでなくいくつかの機能追加について述べられています ここでは気になったアップデート内容について一部記載します
リストで同時編集を行っているユーザーのアイコンが表示されます
ビューの切り替えがタブになります
リストからフォームを作成できます
アップデートによる注意点
これらの機能はリストの見え方に関する更新となります。
SharePoint リスト および Microsoft Lists アプリ 両方で適用されます。
今回のアップデートによって、SharePoint リストを開いた際にMicrosoft Listsアプリで開かれるようになり、現在表示されていた左側のナビゲーションやヘッダーの要素が表示されない旨がアナウンスされています。
この設定を既存のリストに反映されないようにするには、以下の2つの方法が提示されています。
- リストの右上隅にある「サイトで開く」を選択し、リストアプリから「親SharePointサイト内で再読み込み」を行い、SharePoint サイトで開くようにする
- 管理者がSharePoint サイト コレクションのプロパティを設定し、サイト要素を常に読み込んだままで開くようにする
2のサイト コレクションプロパティの設定方法はPowerShellで行うことができます
Set-SPOSite -Identity <SharePointサイトのURL> -ListsShowHeaderAndNavigation $true
例:
Set-SPOSite -Identity https://contoso.sharepoint.com/sites/site1 -ListsShowHeaderAndNavigation $true
まとめ
SharePointリストや Microsoft Lists の見え方が大きく変わります。速度も向上するため、新しいリストを使っていきましょう!
ただ、SharePointリストは 2,000件を超えるデータを扱う際の制約があるので、大量のデータを扱うなら Microsoft Teamsの Dataverseを使う、という事も検討が必要になると思います。
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