はじめに
CAF（クラウド導入フレームワーク、Cloud Adaption Framework）の概要、CAFの各フェーズごとに記事を公開しています。
（まだお読みになられていない方がいらっしゃいましたら、こちらの2つから読んで頂けると本記事がより深く理解できるかと思います。）
クラウド導入フレームワーク（CAF）とは？ - JBS Tech Blog
【Cloud Adaption Framework】CAF戦略とは - JBS Tech Blog
今回はCCoE戦略の次のフェーズ「CAF計画」についてお話していきます。
CAF計画について
前回、CAF戦略は、ビジネスと戦略を定義することを目的としている、という事をご紹介しました。
今回のCAF計画では実際にどのようにクラウド化するのか、対象となる資産の性質を評価し、計画を作成することで実装の支援を行うことを目的としています。
CAF計画の進め方
実際の進め方についてかなりざっくりですが重要なポイントだけお伝えします。
細かい内容が気になる！知りたい！とお考えの方は、弊社で実施しておりますCAFセミナーについて、記事の最後にご紹介しおりますので、お気軽にご相談ください。
デジタル資産の調査
計画を作成するにあたり保有しているデジタル資産*1がどういったものか、クラウドへの移行が検討できるのか評価のための情報が必要となってきます。
そのため、ヒアリングもしくは実機調査を行い、費用対効果や合理化などを見込んだ評価を最初に行います。
組織配置
クラウド導入を行う際に、少なくとも”クラウド導入”と”クラウドガバナンス”に対して説明責任を持つ2人の人材を用意し、スピードとコントロールのバランスを取ります。
導入を推進する上で、顧客の中で組織の誰と計画をするのか、提案すればいいのか等、責任者、担当者を明確にした上で計画をすることが大切です。
スキルの調整・準備
現状、物理サーバーを操作するITスタッフメンバーは、クラウド導入をすることによって、クラウドのスペシャリストとしてのニーズが求められてしまいます。
必要なスキルを学習するためにMicrosoft Learnをはじめ様々な学習ツールを活用することでスキルを補う必要があります。
クラウド導入計画の策定
クラウド導入計画は、「Azure DevOps Demo Generator」ツールを使用し、作成を進めていきます。
azuredevopsdemogenerator.azurewebsites.net
おわりに
今回はCAF計画についての具体的な概要、進め方についてご紹介をしました。
先ほどもご紹介させていただきましたが、詳しい内容については弊社でセミナーを開催中です。
興味がある方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
Microsoft Cloud Adoption Framework for Azure（CAF）セミナー | JBS 日本ビジネスシステムズ株式会社
*1:ビジネスプロセスやサポートしている操作の機能向上のためのIT資産のコレクションのこと、仮想マシン、サーバー、アプリケーションなどを指す
