Azure Functionsを使ってみる:[1] まずはサンプルから

はじめに

Azure FunctionsのPowerShell 7.2対応が一般公開されたという情報をたまたま目にしました。

azure.microsoft.com

そういえばAzure Functionsはほとんど触ったことがなかったので、少し遊んでみることにします

Azure Funscitonsの作成

いきなり戸惑ったのですが、日本語のAzure ポータルだと、「Azure Funscitons」で探しても出てきません。

日本語訳されてしまって、「関数アプリ」という名称になってしまっているようです。*1

今回は、すべてのサービス→コンピューティングからたどりました。

「関数アプリの作成」を選びます。

今回は以下の設定で作成します。

  • 公開:コード
  • ランタイムスタック:PowerShell Core
  • バージョン:7.2
  • プランの種類:サーバーレス

他は既定値で作成します。

関数の作成

作成した関数アプリに移動し、「作成」をクリックします。

次の設定で作成します。

  • 開発環境:ポータル
  • テンプレート:HTTP trigger

他の設定は既定値にして作成します。

サンプルコードの実行

「コードとテスト」を見ると、「run.ps1」にサンプルが書かれています。

まずはサンプルを実行してみようと思います。既定値のまま実行してみます。

出力されました。

入力時のパラメーターが変われば、当然ですが出力も変わります。

コードを少しだけ編集する

文章を変更する

サンプルの18行目を編集すれば文章は変えられそうなので、実際に編集してみます。

文章を日本語に変更してみました。ちゃんと出力も日本語になっています。*2

PowerShellコマンドを追加する

続いて、普段利用するPowerShellのコマンドをそのまま使えるのか試してみます。

Get-Dateを入れてこのようにしてみました。

if ($name) {
    $date = Get-Date
    $body = "こんにちは $name  さん。今は  $date  ですね。関数の実行は成功しました。"
}

これもうまくいきました。*3

おわりに

ちゃんと学ぶならMicrosoft LearnやDocsがあるのですが、今回はあえて、PowerShellスクリプトの基本的な知識だけでAzure Funsctionsを使えるのか、という観点でやってみました。

次の記事では、もう少し、実際に利用しているものに近いスクリプトをAzure Functions上で実行することを目指したいと思います。

*1:Azure公式サイトのサービス表記でも「Azure Funscitons」になっているんですけどね

*2:一度保存しないと反映されないので注意

*3:日時のフォーマットは要調整ですが

執筆担当者プロフィール
舟越 匠

舟越 匠(日本ビジネスシステムズ株式会社)

人材開発部に所属。社内向けの技術研修をしつつ、JBS Tech Blog編集長を兼任。2024年8月からキーマンズネットPower Automateの連載を開始。好きなサービスはPower AutomateやLogic Apps。好きなアーティストはZABADAKとSound Horizon。

担当記事一覧