Microsoft 365 Copilotは、自然言語で指示を出すことで、文書作成・分析・メール対応などを支援するAIです。
ただし、実際の業務で使いこなすには以下3点が重要になります。
- どう指示を出すか(プロンプト)
- どのように命令を書くか(構造)
- 記号の使い方
本記事では、実務で使えるプロンプト例とコツを整理します。
プロンプト例
目的を明確にする
Copilotに情報をまとめてもらう際、NG例とOK例をご紹介します。
- NG:まとめて
- OK:3行で要点のみまとめて
「まとめて」のみだと、Copilot側はどのようにまとめるべきかの判断が出来ず、使用者の求めている結果にならないことが多いです。
OK例のように、どのような形でどうまとめてほしいのか伝えることで精度が向上します。
出力形式を指定する
以下を指定すると、出力形式が固定化されます。
- 箇条書き
- である調
- 3行
- 表形式
対象者を指定する
以下のように、出力するものが誰向けなのかを明確化することで、内容の精度が向上します。
- 初心者向けに
- 管理者向けに
- 情シス担当者向けに
制約を明示する
以下のように、出力する内容に条件を付けることで、出力内容を調整することができます。
- 専門用語を使わない
- 短く
- 2〜3項目にまとめる
プロンプト例
以下はこれまで説明した内容を元にメールにおける返信文章作成を目的で作成したプロンプトの例です。
なお、Copilotは厳密に記号が必要なわけではないですが、以下のように#を使用して構造化すると精度が格段に向上します。
#目的 メールの返信文章を作成してほしい。 返信元メールに了承する旨で内容を作成して。 #条件 丁寧語 返信内容は短く #返信元メール 鈴木様 お世話になっております。 先日はMicrosoftの件においてご対応ありがとうございました。 引き続きよろしくお願いいたします。 山田 太郎
まとめ
Copilotを活用するうえで重要なのは以下です。
- 「何をしたいか」を具体的に書く
- 出力形式を明示する
- #で構造化すると精度が上がる
Copilotは便利なツールですが、指示を明確にしなければ精度が落ちてしまいます。
逆に正しく命令することでかなり高度な業務まで任せられるのがポイントです。
本記事を参考にプロンプトを改善すると効果的です。
池田 咲也(日本ビジネスシステムズ株式会社)
通信サービス本部 CI部 6Gに所属。Exchange Online導入やCopilotサポート、IDプロビジョニングツール開発などを経験。趣味はNetflix鑑賞とサイクリング。
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