【Microsoft×生成AI連載】寺澤です。
2025/8/7にMicrosoft Copilot StudioでGPT-5の利用が可能となりました。
Available today: GPT-5 in Microsoft Copilot Studio | Microsoft Copilot Blog
今回は、Microsoft Copilot Studioでエージェントにプロンプト アクションのGPT-5を実装する方法を解説します。
- これらの機能を利用するために、Power Platformの早期リリースサイクル環境を利用しています
- まだ利用できなかった一部機能については、利用可能なプロンプトアクションでの実装を紹介します。
※ この記事の情報は2025/8/26時点のものです。
これまでの連載
エージェントのプロンプト アクションの紹介
プロンプト アクションとは、エージェントの拡張機能としてAI Builder の生成 AI モデルを利用して自然言語を理解し、文章を生成するアクションを指します。
この時、利用するモデルを選択肢から設定することができ、今回はその中からGPT-5を設定します。
Microsoft Copilot Studio でプロンプト アクションを使用する | Microsoft Learn
エージェントでプロンプト アクションを使用
今回はエージェントは作成済みであることを前提に紹介します。
※ Microsoft Copilot Studioでのエージェントの作成方法は下記をご参照ください。
【Microsoft×生成AI連載】【Agents】Microsoft Copilot Studioで検索対象を自動で変更する実装をしてみた - JBS Tech Blog
実装する
[ツール]タブの「+ツールを追加する」を押します。

「+新しいツール」を押します。

「プロンプト」を押します。

「モデル:{モデル名}」をクリックすると設定可能なAIモデルが表示されます。下記の2つがGPT-5のモデルです。
- Standard GPT-5 chat (有料プレビュー)
- Premium GPT-5 reasoning (有料プレビュー)
今回は「Standard GPT-5 chat (有料プレビュー)」を選択します。

プロンプト アクションの名前と指示を記載します。今回はアップロードされたファイルの内容を「指示」に記載し、内容に従って重要度と種類を判断するように指示します。

指示の入力後、テストを実施し、想定通り動いた場合は「保存」を押します。

次は「トピック」を押し、作成したプロンプト アクションを追加します。「+トピックの追加」の「最初から」を押します。

「トリガー」に、このトピックを呼び出す条件を記載します。今回は「ファイルのアップロードと入力された場合」と記載します。

「+」ボタンを押し、「質問をする」を選択します。

下記の通りに設定します。
- メッセージ:ファイルをアップロードしてください
- 特定:ファイル

「+」ボタンを押し、「ツールを追加する」 の作成したプロンプトアクション「GPT-5 プロンプトアクションテスト」を選択します。

「入力」に変数「Var1(前の質問の回答の変数)」を設定します。

「+」ボタンを押し、「メッセージを送信する」を選択します。

追加したプロンプト アクションの「出力」を押し、「新しい変数を作成する」を押します。

作成された変数の「{変数名}.text」を「メッセージ」に設定し、トピックを保存します。

[概要]タブを押し、「指示」を下記の通り記載します。
指示:ユーザーがファイルをアップロードした場合、「 /無題」を実行してください。

「 /無題」は「半角スペース」を入力した後に「/」を入力すると選択肢が表示されます。

テストを実行する
テストウィンドウを開き、トリガーワードとして「ファイルのアップロード」と入力yして送信後、pdfファイルをアップロードします。想定通りの回答が返ってくれば完了です。

利用シーンとメリット、注意点
利用シーン
- 生成AIの処理がうまくいかない場合、最新のAIモデルに変更する
生成AIの処理はAIモデルによって結果が変わるため、モデルをGPT-5に変更することで正しい結果を得られる可能性があります。
メリット
- 複雑な処理や回答精度が向上する。
AIモデルは利用する場面や内容に応じて適切に切り替えることで、正しい結果を得られる可能性が高くなります。
注意点
プライマリ応答モデルでのGPT-5モデル設定
プライマリ応答モデルでGPT-5の利用可否は環境によって異なります。
今回検証した環境では利用できませんでしたが、利用可能な環境では下記の手順で設定が可能です。
エージェントの「設定」を押します。

[生成AI]の[プライマリ応答モデル]に「GPT-5 Auto」がある場合は、それを選択することで設定が可能です。
※下記画像には表示されていません。

実際の画面は下記のURLをご参照ください。
Available today: GPT-5 in Microsoft Copilot Studio | Microsoft Copilot Blog
なお、本記事の作成中に、一時的に、[プライマリ応答モデル]でGPT-5モデルが選択可能になっていました。


しかし、設定後に画面をリロードすると別のモデルに設定が変わっており、GPT-5の選択肢もなくなっていたため、まだ検証した環境では利用ができないようでした。

プロンプト アクションの「ツール」タブでの追加
一時的なエラーの可能性がありますが、作成したプロンプト アクションを「ツール」に追加することができませんでした。
下記画像のように、作成したプロンプト アクションが表示されませんでした。

別の環境では、以前作成したプロンプト アクションが表示されています。下記のように表示されたプロンプト アクションを選択することで追加できます。

上記が理由で、今回は作成したプロンプト アクションを「トピック」に実装し呼び出すようにしていますが、「ツール」に追加できる場合はそのツールを呼び出すことで同じような実装が可能です。
まとめ
今回はGPT-5をMicrosoft Coilot Studioのプロンプト アクションで実装しました。
生成AIで複雑な処理を実行しましたが、検証した結果は想定通りの正しい結果が得られたと感じています。
まだプレビューの機能であるため、一部不具合のような動きはありましたが、改善されることでMicrosoft Copilot Studioを利用できるケースが広がると思います。
おまけ(BizChatによる本記事の要約)
概要:2025年8月7日、Microsoft Copilot StudioでGPT-5が利用可能になりました。本記事では、その実装方法と注意点を解説しています。
実装手順:
- Power Platformの早期リリースサイクル環境を利用。
- エージェントにプロンプト アクションを追加し、モデルとしてStandard GPT-5 chat (有料プレビュー)を選択。
- トピックにプロンプト アクションを組み込み、ファイルアップロードをトリガーに処理を実行。
利用シーンとメリット:
- 生成AIの精度向上や複雑な処理に対応。
- モデルをGPT-5に切り替えることで、より正確な結果を得られる可能性が高い。
注意点:
- プライマリ応答モデルでのGPT-5設定は環境依存で、今回の検証環境では利用不可。
- プロンプト アクションを「ツール」に追加できない場合があり、その場合は「トピック」で呼び出す実装を推奨。
まとめ: GPT-5をプロンプト アクションで実装することで、Copilot Studioの活用範囲が広がる可能性がありますが、現状はプレビュー段階のため一部不具合が存在します。