Power Appsで入力した値を削除して繰り上げる方法

複数の入力欄を使用する時、入力した値を削除して次の欄に入力している値を繰り上げて表示したいということはありませんか?

本記事では、入力した値の削除と繰り上げを同時に実施する方法をご紹介します!

アプリの構築

動作イメージ

下記画像の通り、値を削除した後に次の欄に入力されている値を繰り上げます。

設定手順

1.アプリ上に下記の通りテキスト入力とボタンを3つずつ用意します。

※ラベルは任意です。

2.各テキスト入力をクリックし、画面右の詳細設定内の[OnChange]と[Default]に下記の式を入力します。

                                                               
テキスト入力OnChangeDefault
上から1つ目       Set(Input1, TextInput1.Text)     Input1
上から2つ目       Set(Input2, TextInput2.Text)     Input2
上から3つ目       Set(Input3, TextInput3.Text)     Input3

3.上から1つ目のボタンをクリックし、画面右の詳細設定内のOnSelectに下記の式を入力します。

  Set(Input1, Input2);
  Set(Input2, Input3);
  Set(Input3, Blank());
  Reset(TextInput3);

4.上から2つ目のボタンをクリックし、画面右の詳細設定内のOnSelectに下記の式を入力します。

  Set(Input2, Input3);
  Set(Input3, Blank());
  Reset(TextInput3);

5.上から3つ目のボタンをクリックし、画面右の詳細設定内のOnSelectに下記の式を入力します。

  Set(Input3, Blank());
  Reset(TextInput3);

設定手順は以上です。

まとめ

今回は、入力した値の削除と繰り上げ機能を実装する方法をご紹介しました。

削除&繰り上げ機能はテキスト入力だけではなく、コンボボックスなど他のコントロールにも適用可能なため、本記事の内容を参考にお使いのコントロールに合わせてご活用ください。

執筆担当者プロフィール
菅原 菜月

菅原 菜月(日本ビジネスシステムズ株式会社)

プロフェッショナルサービス本部に所属。主にPower Platformの開発業務を担当しております。

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