本記事では、Microsoft Copilot Studioでエージェントを簡単に作成するための機能を紹介します。
AIエージェントに興味がある方や、Microsoft Copilot Studioの利用に慣れていない方など、様々な方に読んでいただきたい記事となっておりますので、ぜひご覧ください。
- これまでの連載
- Microsoft Copilot Studioの紹介
- テンプレートを使ったエージェント作成
- 利用シーンとメリット、注意点
- まとめ
- おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)
これまでの連載
これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。
Microsoft Copilot Studioの紹介
サービスの概要
Microsoft Copilot Studioは、ローコードでエージェントの開発やMicrosoft 365 Copilotの拡張を行うためのツールです。
より詳細な使い方を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
エージェントテンプレート
Microsoft Copilot Studioでは、エージェント作成のための事前構築済みテンプレートが用意されています。
これらを利用することで、Microsoft Copilot Studioの操作に慣れていない方でも簡単にエージェント作成をすることが可能です。
テンプレートを使ったエージェント作成
実際にテンプレートを使用してエージェントを作成してみます。
まず、Microsoft Copilot Studioのホーム画面から「作成」をクリックし、通常通りエージェントの作成画面を開きます。
エージェント作成画面では、事前構築済みのテンプレートが複数用意されています。今回は、天気に関する質問に回答するエージェントテンプレートを選択してみます。
テンプレートを選択すると、事前構築済みの内容が反映されたエージェント作成の確認画面が表示されました。
ここでは、天気情報を取得するためのデータソース接続を設定する必要があったため、右側の三点マークをクリックします。
接続設定画面では「確定」をクリックして、データソース接続の設定を完了します。
無事データソースに接続できエージェント作成の準備が整ったので、「作成」ボタンをクリックしてエージェントを作成します。
たったこれだけの手順でエージェントが完成しました。
動作を確認するために、画面右側のテストを使って天気の質問をしてみます。送信するプロンプトの内容は「今日の東京の天気は何ですか？」です。
データソースの情報をもとに、天気・気温・湿度の情報を回答してくれています。以上の簡単な手順で、テンプレートをもとに目的に合わせたエージェントを作成することができました。
利用シーンとメリット、注意点
利用シーン
- エージェント作成を短時間で手軽に行いたいとき
- 事前知識がなく、Microsoft Copilot Studioの扱いに慣れていないとき
- Microsoft Copilot Studioでどのようなエージェントが作成できるか参考にしたいとき
メリット
- 難しい操作がなく、簡単にエージェントを作成することが可能
- マイクロソフトが事前構築済みであるため、追加で編集を行う必要がない
- 必要に応じてユーザーがカスタマイズすることも可能
- 目的別に必要最低限の機能を持ったエージェントを短時間で作成可能
注意点
- エージェントを本番利用する場合には、追加で公開手順が必要となる
- テンプレートの種類には限りがあるため、求めているエージェントが作成できるとは限らない
- 似た機能を持つテンプレートをもとに、必要とするエージェントにカスタマイズする等の方法が考えられる
- 記事執筆時点(2025/4/28)では、エージェントが使用する言語を英語に設定する必要がある
- テンプレートから作成する場合は、既定で英語が選択される
まとめ
本記事では、Microsoft Copilot Studioにて用意されているエージェントテンプレートを使ってエージェントの作成を行いました。
バリエーションには限りがあるものの、様々な用途に応じたテンプレートが用意されていたため、これらを利用することでエージェント作成のハードルが低くなると感じました。
私自身もMicrosoft Copilot Studioの使い方を勉強するために、テンプレートがどのようにエージェントを構築しているのか引き続き調査してみたいと思います。
おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)
この記事では、Microsoft Copilot Studioを使ってAIエージェントを簡単に作成する方法を紹介しています。AIエージェントに興味がある方やMicrosoft Copilot Studioの利用に慣れていない方に向けた内容です。
これまでの連載
過去の連載記事一覧は、リンク先の記事で確認できます。Microsoft Copilot Studioのエージェントテンプレート
Microsoft Copilot Studioでは、エージェント作成のための事前構築済みテンプレートが用意されています。これにより、初心者でも簡単にエージェントを作成することが可能です。テンプレートを使ったエージェント作成
テンプレートを使用してエージェントを作成する手順を説明しています。まず、Microsoft Copilot Studioのホーム画面から「作成」をクリックし、エージェント作成画面を開きます。天気に関する質問に回答するエージェントテンプレートを選択し、データソース接続を設定してエージェントを作成します。作成したエージェントは、天気・気温・湿度の情報を回答します。利用シーンとメリット、注意点
利用シーン:短時間で手軽にエージェントを作成したいとき
事前知識がなく、Microsoft Copilot Studioの扱いに慣れていないとき
Microsoft Copilot Studioでどのようなエージェントが作成できるか参考にしたいとき
メリット:簡単にエージェントを作成可能
マイクロソフトが事前構築済みであるため、追加で編集を行う必要がない
必要に応じてユーザーがカスタマイズ可能
目的別に必要最低限の機能を持ったエージェントを短時間で作成可能
注意点:エージェントを本番利用する場合には、追加で公開手順が必要
テンプレートの種類には限りがあるため、求めているエージェントが作成できるとは限らない
記事執筆時点では、エージェントが使用する言語を英語に設定する必要がある
まとめ
Microsoft Copilot Studioのエージェントテンプレートを使ってエージェントを作成する方法を紹介しました。テンプレートを利用することで、エージェント作成のハードルが低くなると感じました。今後もMicrosoft Copilot Studioの使い方を勉強し、テンプレートがどのようにエージェントを構築しているのか調査していきたいと思います。
