ビデオ会議ツールとしてTeamsを活用されている方は多いと思いますが、Teamsは録画機能も備えており、議事録作成に大変便利です。
ですが、会議が終了してから、録画をするのを忘れてしまった、という経験をした方もいるのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが、Teams会議が始まると自動的に録画を開始する「自動録画」機能です。この機能を使えば、録画を忘れる心配がなくなります。
今回はTeams会議での自動録画の設定方法についてご紹介します。
自動録画の設定方法
Teamsで自動録画を設定する際には、Outlookで行う方法とTeamsで行う方法の2種類があるため、それぞれの方法を確認していきたいと思います。
Outlookで自動録画を設定する
- OutlookでTeamsの会議を作成する
- 会議からイベントを開き、[会議オプション]を右クリックする
- 右クリックから[リンクを開く]を選択する
- 予定の作成の画面が表示されたら[レコーディングと文字起こしを自動的に行う]を[オン]にし、[保存]をクリックする
Outlookでの作業は以上になります。
上記の作業を行うことにより、会議が始まり次第自動的に録画が開始されます。
Teamsアプリで自動録画を設定する
- [+新しい会議]をクリックする
- 必要事項を記入し、会議情報を[保存]する
- 先程作成した会議情報をクリックし、[編集]をクリックする
- [会議オプション]をクリックする
- [レコーディングと文字起こしを自動的に行う]をオンにして、[保存]をクリックする。
Teamsでの作業は以上になります。
上記の作業を行うことにより会議が始まり次第自動的に録画が開始されます。
自動録画を利用する際の注意点
本項ではTeamsで自動録画機能を利用する際の注意点の説明をしたいと思います。
自動録画は会議毎に設定する必要がある
自動録画を設定した場合、自分が開催者であるすべてのTeams会議が自動録画になるわけではありません。会議が異なる場合は会議ごとに設定する必要があります。
ただし、同じ会議で毎週開催や毎日開催の場合は一度適用してしまえば後続の会議にも自動的に設定されます。
誰かが参加した時点で録画が開始される
会議の時間になったら自動的に録画が開始されるわけではなく、誰かが一人入った時点で自動的に録画が開始されます。
会議が始まる前の最初の雑談や余談なども録画されるため、会話の内容には気をつける必要があります。自動録画を有効化している際には他の参加者にも知らせておきましょう。
最後に
大事な会議で議事録代わりに録画をすることはよくあることだとは思いますが、他の事に気を取られてつい録画をし忘れることがよくあると思います。
その時にこの機能をぜひ活用して欲しいと思います。
ただし、上記でも記載した通り、特に社外の方との会議は自動録画ではなく、相手から承諾をもらった上で会議の録画をするようにしましょう。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
金山 翔太(日本ビジネスシステムズ株式会社)
Microsoft製品(主にMicrosoft 365やIntune)などの設計に携わったことがあります。趣味はゲームとキャンプです。業務上で学んだことを発信していきます。
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