Microsoftの DP-203: Microsoft Azure でのデータ エンジニアリング(以降、DP-203) に合格し Azure Data Engineer Associate を取得したので、勉強した内容などをまとめておこうと思います。
DP-203受験の動機としては、まずAzureの勉強をしようというのが前提にあり、Azureの資格の中で業務で触れているデータ分析関連のものを選んだ形となります。
Azure Data Engineer Associateとは
Azureデータエンジニアが持つべき専門知識を認定するマイクロソフトの資格で、DP-203に合格することによって取得することができます。
試験では多様なデータソースからの構造化データ、非構造化データ、ストリーミングデータを統合し、分析用に適切なスキーマに変換し、一元化する能力を問われます。
試験の対象となるAzureのサービスとしては、
- データを保存するAzure Data Lake Storage Gen2、Blob storage
- データを変換するAzure Data Factory
- データを連携するAzure Stream Analytics、Azure Event Hubs
- データ関連の機能が統合されたAzure Synapse Analytics、Azure Databricks
が主なものとなります。
受験前の状況
資格を受験する前の私の状況については以下となります。
- Azureの資格は未取得
- Azureには業務で多少触れる程度(リソースのモニタリングなど)
- データ分析の分野に関しては業務でHadoopシステムの経験あり
- 自己学習によるものを含め、Azureの主要なサービスについては概要を大まかに把握している
学習内容
学習期間は、大まかに1.5か月ほどになります。
Microsoft Learnでの学習に1~2週間、残りの1か月ほどはUdemyの問題集に費やしました。
Microsoft Learn
Microsoft Learnの試験ページの下方にラーニングパスの一覧があるので、それらを読み込み理解できるようにしました。
なお、ラボ演習については、環境がなかったので省略しています。
Udemy
初見の感想としてはかなり難しいというか、Microsoft Learnを一通り実施した程度では分からない問題も多く感じました。
最初は問題採点後に表示される解説を読み込み、内容を理解するのをメインにして学習を進めました。
なお、以下の問題集は英語のみとなるため、Chromeの翻訳機能を使い日本語に翻訳しながら学習しました。
試験結果
1000点満点中、700点で合格しました。
DP-203は合格ラインが700点のため、本当にギリギリでの合格となりました。
試験は問題集と比較すると同じくらいかちょっと難しめといった印象でした。
私が受験したときはかなり細かい部分を問われる問題も多い印象で、問題集の解説に記載されていた追加の情報も実際の試験では役に立ちました。
また、日本語では意味が把握しづらく英文に切り替えて確認しながら回答した問題も1、2個ほどありました。
まとめ
試験には合格しましたが実際にリソースを操作してシステムを構築したりはしていないため、実装についてはもっと深堀りをする必要があるなというのが率直な感想です。
ただ、Azureのデータ系サービスの深堀りや使い分け方、Azureでのデータ分析基盤設計時に考慮するべき点などを学習の過程で確認できたのはとても有意義でした。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。