Foundationを用いたNutanix環境の構築

本記事では、Foundationを用いたNutanix環境の構築方法についてご紹介いたします。

Nutanixを構築する手法として他にもありますが、今回は一番スタンダードかつ分かりやすいFoundationをピックアップさせていただきます。

Nutanixの概要および各用語につきましては、以下記事にてご紹介しておりますので併せてご参照ください。

Nutanixの概要 - JBS Tech Blog

Foundationとは

Foundationとは、Nutanixの公式が展開するソフトウェアを指します。

選択したAOSやハイパーバイザーを使用してノードをイメージングすることができます。また、複数のノードを基にクラスタを作成することも可能です。

構築の流れ

Foundationを用いたNutanix構築の流れをご説明いたします。

今回はDellのサーバーを使用します。前提条件は以下の通りです。

  • iDRACと疎通可能なこと
  • Foundationと疎通可能なこと
  • Foundation内に、利用するAOSとハイパーバイザーが配置されていること

※AOSにバンドルされたNutanix AHVを利用する際は、AOSのみでOK

Foundationの準備方法につきましては、別記事にてご紹介させていただきます。

Start

Startでは、各種設定を選択します。

Start_1

7,8では、CVMおよびiDRACのサブネットおよびゲートウェイの情報を入力します。

 

Start_2

9.では、FoundationのIPがアサインされていることをリスト上で確認します。

問題なければ、[NEXT]をクリックします。

 

Start_3

Nodes

Nodesでは、ノードごとの固有情報を指定します。

右端の[NODE ROLE]にて[Regular]を選択し、[NEXT]をクリックします。

Nodes_1

Cluster

Clusterでは、構築するクラスタの固有情報を入力していきます。

クラスタを作成するため、Skipにはチェックを入れないようにしてください。

入力が完了しましたら、[Next]をクリックします。

Cluster_1

AOS

AOSでは、Foundationに配置しているAOSのバージョンが表示されます。バージョンが想定通りであることを確認して、[Next]をクリックします。

AOS_1

Hypervisor

Hypervisorでは、Foundationに配置しているハイパーバイザーとそのバージョンが表示されます。バージョンが想定通りであることを確認して、[Next]をクリックします。

Hypervisor_1

IPMI

IPMIでは、iDRACのログイン情報を入力します。

以上でインストールに必要な情報の入力が完了となりますので、右下の[Start]をクリックします。

IPMI_1

Install

以下がインストール中のステータスを確認できる画面となります。

Install_1

ノードのセットアップが完了すると、クラスタ作成のタスクが走り始めます。

Install_2

全てのタスクが完了しましたら、[Click here]をクリックし、クラスタにアクセスします。

Install_3

最後に

今回はFoundationを用いたnutanixの構築についてご紹介いたしました。

Foundationの事前準備については、次回以降の記事をご参照ください。

執筆担当者プロフィール
壽崎 祐

壽崎 祐(日本ビジネスシステムズ株式会社)

主にNutanix製品の構築を行っています。

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